━━ Education Magazine Vol.8 ━━━━━━━━━━━━ 2007.12.14発行 ━━
Gentie System Service School Division
https://www.gentie.com/school/
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◆スクールDMに使用される紙が薄くなっています!
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体験入学・オープンキャンパス等を告知するためのスクールDMの紙の厚さが薄くなっているようです。しかしながらメール便利用によって、サイズは大きくなっているため、大きなサイズで送るDMなのに、紙は薄くなっているという傾向があるということになります。
弊社が作るスクールDMの紙は、紙の厚さを変更していないため、今では弊社のものがやけに厚いと感じてしまいます。専門的な話しとなってしまいますが、印刷用紙の用語で四六(しろく)180Kgベースの紙を、弊社ではA4など大きなサイズのDMの場合使っています。Kgという重さの単位で紙の厚さを表示します。数字が大きくなれば紙も厚くなります。
(A4などA列の紙の場合は、詳しい説明をすると菊(きく)125Kgという表示となります。キロ数は違うのですが四六180Kgの紙と同じ厚さがあります)
A4など、DMとしては大きなサイズの紙の場合、ある程度の紙の厚さがなければ、インパクトに欠けると弊社は考えています。素晴らしいデザインのDMもペラペラの紙で送られてきたものを見るとがっかりすることがあります。もう少し厚い紙を使えば良いのにと思ってしまいます。DMは送られてくる過程で、結構痛んでいるものです。薄い紙だと貧相な感じを受けてしまいます。DMのサイズが大きくなればなるほど、薄い紙がDMの印象を悪くすると思います。
新聞折込で入ってくるチラシの場合は、概ね仕上がりサイズを新聞を折った時のサイズに合わせて、他のチラシと一緒に束となって届けられます。しかし、DMは配送されて様々な送付物と一緒に郵便受けに届くものです。進学を考える資料請求者にできるだけ手にしてもらうために、1枚ものDMであれば尚更、ある程度の紙の厚さがないと訴求力に欠けるのではないかと不安になります。
当事業部の調査では、郵便の定型サイズ(120×235mm)を超えるサイズのスクールDMのうち、やや厚め以上の紙が使われていたのは全体の28%しかありませんでした。使用頻度が高い、一般の印刷用紙の中で、最も厚い紙は四六(しろく)135Kベースの紙です。この厚さまでの紙を使用していたスクールDMが72%もあったことになります。
郵便はがきのような小さなサイズのもので、紙の厚さは最低四六110Kベース以上と言われています。官製はがきも四六180Kgの厚さがあります。定型サイズを超える大きなDMとして四六135Kベースの紙というのは薄いと言えます。
どうしてこのように薄い紙がスクールDMとして使われるのか。それはやはり紙の価格の違いに原因があると想像できます。四六135Kベースの紙を超える紙は板紙とも言われ、印刷用紙の銘柄が変わり、価格も1.5〜1.7倍くらい高くなってしまいます。メール便がDMに利用されるようになり、定型郵便サイズもA4サイズも送料は同じになってしまいました。定型郵便サイズの制限がないのであれば、それよりも大きなサイズにして情報を増やした方が良いため、DMのサイズは大型化しています。それに伴って使用される紙が厚くなることはなく、むしろ薄くなっているようです。
それだけDMにかけるコストが抑えられているとも言えます。紙を薄くしてまでコストを下げなければならず、担当する業者の工夫かもしれませんし、お客様も承知の上かもしれません。しかし、DMを受け取る立場になってみると、薄い紙のDMよりは厚い紙のDMの方が印象が良いことに気付きます。
弊社がよくご依頼いただく型抜きのDMの場合は、普段のA4のDMなどより更に紙を厚くします。学校の特徴や季節感を演出する様々な形のDMを、型抜き加工をして作るのですが、型抜きDMは、四角いDMと同じ紙を使用すると薄くて貧弱なイメージになってしまいます。せっかくの形を効果的に利用するするために紙を普段のものよりも厚くしています。
A4サイズのDMを5,000部作った場合、A4サイズのDMに使用する紙としては薄いと感じる四六135Kベースの紙と、弊社が普段使用している四六180Kベースの紙の厚さの違いで、紙の値段として1万3千円の違いがありました。DMは年に1回ではありませんし、1回で1万部、2万部とDMを作る場合は、2〜3万円くらいの差がでます。DMのサイズが大きくなると尚更開きがでてきます。
この紙の厚さによる金額の違いをどう見るかということになると思います。弊社は決して厚い紙をお勧めしている訳ではなく、1人でも多く資料請求者にDMを手にしてもらうために、DMとして最低限必要な厚さの紙をお勧めしています。紙の厚さは最終的にはお客様の判断であって選択です。お問合せいただき、おじゃまさせていただく際に、様々なDM用紙を紹介させていただきます。
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