━ Education Magazine Vol.17 ━━━━━━━━━━━━ 2008.4.18発行 ━
Gentie System Service Education Division
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◆高校掲示用ポスターは「小さく」「目立つ」「長期間貼ってもらう」
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15年ほど前、専門学校様の仕事をさせていただくようになり、最初の広報ツールの仕事が、高校訪問をする際に持参していただく高校掲示用のポスターでした。ポスターといってもB4サイズ、色紙に1色印刷という注文をいただいたので驚いたことをよく覚えています。
ポスターといえば、本来もっと大きなサイズのものですし、色紙に1色というケースも少ないと思います。聞いてみると、高校の掲示板にポスターを貼らせてもらっても、大きいとその後に訪問した専門学校のポスターを掲示するためにすぐに剥がされてしまうからということです。
どこの学校もカラーのポスターのため、1色印刷だとかえって目立つと言います。しかも色紙のポスターは目を惹くということでした。そういう世界があるのだなとその時は思いましたが、色紙のポスターは後にも先にもその時だけで、二度と作ることはありませんでした。
小さなサイズということで言えば、今年A4サイズである専門学校様のポスターを作らせていただきました。これまで作った高校掲示用の専門学校様のポスターの中では最小サイズの当社の経験となりましたが、学校の仕事を長く経験してきたため、A4のポスターに驚くことはありませんでした。
B4サイズの1色のポスターを作った翌年、ポスターの右下に、フィードバックハガキを入れるためのポケットを付けたものを作らせていただきました。このポケット付きポスターは評判が良く、その後も何年か継続的にいろいろな方面からお問合せいただきました。
ポスターで学校に興味を持ってもらい、校名を認知してもらい、更には資料請求につなげるという主目的の他にポケットが付くことによって、他校のポスターよりも目立つというメリットがありました。
インターネットが普及し、どこの学校もホームページを持つようになった頃、ポケット付きポスターの仕事は減ってきました。学校のホームページやメールアドレスを掲載することによって、フィードバックハガキが要らなくなったからです。そうなるとポケットを付けるコストも高く感じてしまうものです。
とにかくホームページでもメールでもフリーダイヤルでも、反応（資料請求）してもらうことだけを目的としたポスターを作った年もありました。フリーダイヤルを携帯電話からでもかけられる設定にしていただくことによって、ポスターを見ているその場で資料請求ができると強調したものです。
現在主流なのは、QRコードを付けることで、これはもうほとんど常識のようになっています。少し前は、QRコードを読めない携帯を持っている高校生も想定して、携帯ホームページのURLも掲載したものが多かったのですが、今はQRコードだけというケースの方が多いと思います。
変わったポスターとして、円形のポスターを作ったことがあります。ダーツのボードのような模様の中に写真や文字を並べてデザインしました。この時の担当者の方が、高校生が遊べるようなものを作りたいという話しになり、このダーツボードにつながりました。
更に、飛び出すポスターを作ったことがあります。ポスターの中の一部に型抜きで切り目と折り目を入れて、ポスターの一部が飛び出すように工夫をしました。その仕事もその年、1回限りの注文で終ってしまったのですが、6・7年振りとなるでしょうか、今年、同様の飛び出すポスターを作る機会がありました。
当時のポスターを知らない今年の担当者様が、高校で、当時の飛び出すポスターの話しを聞いたとのことでした。飛び出すポスターは高校生に評判が良く、高校側も剥がさず、ずっと掲示していたという話しを聞いたというのです。
目を惹くポスターであることは保証できますが、長く掲示してもらえるポスターとして注文いただいたことが意外でした。それにしても、何年も前のアイディアが今になってまた認められたことに嬉しく感じました。
我々は一度も高校のポスター掲示の現場を見たことがありません。機会があれば見たいと思っています。目立ち、長期間貼ってもらうことができるポスターのアイディアが沸いてくるかもしれません。そして、高校の掲示板に貼ってもらうポスターがどのような役割を果たしているのか、実感として知った上で、ポスターを作ることができればいいなあと考えています。
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