━━ Education Magazine Vol.10 ━━━━━━━━━━━━ 2008.1.11発行 ━━
Gentie System Service School Division
https://www.gentie.com/school/
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◆明日はどっちだ?スポーツトレーナー編
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弊社はDMだけでなく、専門学校様でパンフレット等の制作も担当させていただいております。パンフレットを作る際には、パンフレットで取り上げる学科および業種に対して調べるところから入るため、パンフレットを作ると、1つの業種について知識が深まります。
実際に職業としている方を取材させていただいたり、仕事の現場に赴いたり、知識だけでなく直接肌で感じながら知ることができ、パンフレットの制作回数が増えていくと自ずとその業種についての知識が更に深まっていきます。多岐にわたって様々なことを知ることができることが、この仕事を選んだ1つの理由でもあります。
そんな中から今回はスポーツトレーナーについて考えてみます。弊社が言及できる点は、どうしたらトレーナー学科やコースに学生が集まるかという点であって、学生募集という観点からはみだすものではありません。当社が関与する部分はそこであり、ツール作りを通して学生募集に携わり、模索する中に、職種についての考察があります。我々もこの職業は素晴らしいと紹介しているため、責任を持って真剣に考える必要があると思います。
スポーツトレーナーに関する学校のパンレットは10年ほど継続して担当させていただいております。我々はできるだけスポーツトレーナーのことを理解してもらい、興味をもってもらうことで、進学に結び付けるのが仕事です。進路としてかつて人気を博したスポーツトレーナーですが、弊社の実感としては、今はかつてほど学生が集まらなくなっています。
調理師や理容師・美容師などと違い、万人に対する仕事でないことは他の職種でもあることですが、マーケットとしてまだ成熟していないことが、トレーナーの就職という面で不利に働いたことが想像できます。ここ10年でトレーナーを養成するための学科やコースは専門学校に限らず林立したことを考えると、需要と供給のバランスが崩れたのだと思います。
学校を卒業してすぐに、どこかのスポーツチームのトレーナーになり、それだけで収入を得ることができる方は限られた方だと思います。そのため、卒業してからの道のりをパンフレットに掲載することもここ何年か増えてきました。スポーツシーンの第一線で活躍されているトレーナーの方々も、接骨院や整体院などを経営しながらチームトレーナーとして活躍されている方も多く、トレーナーの仕事を正確に知ってもらうことが先決と考えます。
また、数年前まで学校も進路選択者もトレーナーといえば、アスレティックトレーナーを中心に指し、憧れの職業として紹介し、そして理解しようとしていました。日本にアスレティックトレーナー(AT)資格ができたことも大きな要因と言えます。しかし、アスレティックトレーナー(AT)資格取得は容易ではなく、アスレティックトレーナー(AT)資格取得を中心に掲げ、学生募集の言葉とするにも現実的には限界があります。
実際の仕事の現場では、アスレティックトレーナー(AT)資格を取得していなくてもトレーナーとして活躍できることはご存知の通り。スポーツシーンの様々な場面にトレーナーの役割があって、その役割を果たすための業務ができることが現場では最優先で必要とされていることも。
あくまでも、学生募集ということでトレーナーを案内するのであれば、今後はパーソナルトレーナーをアスレティックトレーナー(AT)の扱いと同じくらいに並行して案内をした方が良いと感じています。
トレーナーの業務は、アスリートのためだけでなく、一般人も必要としていることをイメージ(写真・絵)も含めてもっと宣伝していく活動が必要なのではないかと思っています。「アンチエイジング」という言葉も叫ばれ、高齢化社会になればなるほど、病気になることができない人も増え、そういう時に頼りになるのがパーソナルトレーナーであると。フィットネスクラブからの需要も今後更に増えると思います。
また、高齢者や障害者の方々もトレーナーの持つ知識を必要としていること、鍼灸・整体・マッサージなどの日本ではトレーナーの業務よりも確立されている業務ともっとリンクしていき、トレーナーのノウハウをもっと一個人に解放していくような活動とともに、パーソナルトレーナーにも重きを置くことが、トレーナー学科やコースの今後の集め方ではないかと感じます。
そうなると、従来のフィットネスインストラクターや、鍼灸・整体・マッサージの分野からもアプローチができ、フィットネスインストラクターや東洋医療、理学療法などの学科やコースの学生募集にも役立つのでないかとも想像でき、そうすることで目指す学生には、将来性と現実性が重なり合っていくとのではないかと思います。
パーソナルトレーナーとしての実績を積みながら、更なるステップアップとしてのAT、ATC、CSCSを取得する道を案内するともできるでしょうし、アスリートのためのノウハウを広く健康維持の社会的役割に転化していく新しい形の将来のトレーナーの道を示すこともできるのではないでしょうか?今後とも、トレーナーの業務や研究がもっと発展していくべきだという強い気持ちをもって、学生募集に携わっていきたいと思っています。
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