印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。
本日は、マーケティングの歴史の
続きです。
本日も2010年代の、
マーケティング4.0の時代に登場した、
マーケティング概念を
見ていきたいと思います。
本日は、インフルエンサーマーケティングです。
インフルエンサーについては、
このブログでも、すでに何度か触れていますし、
説明も要らないくらいに、
現在注目されていると思います。
つい先日取り上げた、YouTuberも
インフルエンサーですね。
この記事は、マーケティングの歴史なので、
インフルエンサーの歴史を見ていきたいと
思います。
インターネットが始まった頃は、
今のような個人の影響力はなかった。
そう言いたいところですが、
掲示板やチャットで、影響力のある方が
誕生していたのを覚えています。
インターネットは双方向のメディアなので、
影響力のある個人を生み出す
下地があったことになります。
影響力のある個人に、自社の商品や
サービスをPRしてもらうことで、
コンバージョンにつなげるのが、
インフルエンサーマーケティングなので、
この時代は、まだインフルエンサーとは
呼べないのかもしれませんが、
インターネットを介して影響力がある人
と広義で考えれば、
インターネットの初期の頃から、
インフルエンサーはいたことになります。
その後、ブログが登場し、
アルファブロガー、パワーブロガーと
呼ばれる影響力のあるブロガーが生まれました。
2000年代の前半、
インフルエンサーの誕生はここですね。
2002年に出版された
マルコム・グラッドウェルの
『The Tipping Point
(邦題:「急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則」)』
この本によって、
インフルエンサーマーケティングが、
注目されようになったようです。
その後SNSも登場し、インフルエンサーが
活躍できる環境が整いました。
インフルエンサーといえば、
YouTuberやインスタグラマーが
頭に浮かびますが、
影響力のあるブロガーは今でも存在しますし、
ブロガーが、YouTubeやInstagramも
利用している例もあり、
メインで活躍しているプラットフォームが
どれなのかというだけだと思います。
Twitter、Facebookでも当然ながら、
インフルエンサーは存在するのだと
思いますが、
2017年頃から注目を浴びた
Instagramの中で影響力がある個人が、
インフルエンサーの代名詞でしょう。
YouTuberもインフルエンサーですが、
YouTuberという言葉自体が、
インフルエンサーという意味合いを
含んでいる印象があります。
ファッション系なら、Instagramなど、
自社の商品やサービスに適した
インフルエンサーに依頼することが、
インフルエンサーマーケティング成功の
鍵となります。
その時に、インフルエンサーのフォロワー数で
選ぶのではなく、
質を重視する時代になっていくという話を、
この記事で書かせてもらいましたので、
参照してみてください。
インフルエンサーは企業からの
依頼で商品を紹介します。
ステルスマーケティングとならない
ように、PR投稿であることが
分かる投稿をします。
PRと分かっても信じてもらうことが、
インフルエンサーマーケティングにとって
重要となり、
そうなると、フォロワーの数で
インフルエンサーを選ぶではなく、
「ジャンル別イノベーター」としての
資質を兼ね備えているインフルエンサー
を選ぶべきだというのが、現在の話です。
このようなインフルエンサーのことを、
マイクロインフルエンサーと呼びます。
フォロワー数は多くなくとも、
限られたジャンルで、強い影響力があり、
熱量の高いフォロワーがいる
インフルエンサーです。
YouTuberも、数千人の登録者しかいない
人にも、企業からタイアップの依頼がくる
時代になっているようです。
マイクロインフルエンサーに特化した
支援サービス会社もあります。
YouTuberの記事の時も書きましたが、
そういう意味では、
インフルエンサーマーケティングも、
決して中小企業と無関係ではないと思います。
情報が氾濫している時代だからこそ、
消費者の立場でコミュニティを持つ
インフルエンサーの影響力は絶大でしょう。
企業からのメッセージである
WEB広告は嫌われがちですが、
インフルエンサーからの情報には、
目と耳を傾けてもらうことができます。
興味、関心がなかったことにも
振り向いてしまう、態度変容率が高いのは、
インフルエンサーからの情報です。
人は、本当のことが知りたいのです。
本当のことを伝えるメッセンジャーが
インフルエンサー。
インフルエンサーマーケティングは、
広告コミュニケーションの中で、
大きな存在になっていくのは、
間違いないと思います。
次回も、マーケティング4.0の時代に
登場した、マーケティング概念を
見ていきたいと思います。