印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。
本日も、
マーケティングの歴史の続きとなります。
昨日に引き続き、
マーケティング4.0の時代に登場した、
マーケティング概念を
見ていきたいと思います。
昨日の「フリーミアム」の中で、
「コンテンツマーケティング」を
引き合いにだしましたが、
本日は、
「コンテンツマーケティング」からです。
当社としても一押しの
マーケティング手法です。
このGentie(ヂヤンテイ)ブログも、
2013年にコンテンツマーケティングを
意識してスタートしました。
もう少し、広い概念の
インバウンドマーケティングという
言葉も使っていましたが、
オウンドメディアによる情報発信を
マーケティングにつなげる活動は、
インバウンドマーケティングの中でも、
コンテンツマーケティングにあたります。
2013年に当社が始めたように、
日本では、この頃から
コンテンツマーケティングという
言葉は使われていました。
コンテンツマーケティングは、
価値のあるコンテンツ提供を通して、
顧客のニーズを育成し、
ファンになってもらう手法なので、
オウンドメディアではなくても
良いのです。
FacebookやYouTubeを使って、
コンテンツ提供をしても、
コンテンツマーケティングです。
今回、コンテンツマーケティングは
この時代に始まったものでは
ないことが分かりました。
以下の記事に詳しい情報があります。
コンテンツマーケティングの
考え方自体は、
太古の昔から存在したとありますが、
太古の昔は置いておいたとしても、
1895年に、コンテンツマーケティングの
原点ともいえる雑誌「The Furrow」が
登場したとあります。
「The Furrow」は、農機具メーカーの『John Deere』が、農作物の育て方や、新しい技術の紹介をするために農家向けに発行した雑誌であり、世界40ヶ国で今も発行され続けている。
農機具メーカーが、
農業の最新技術情報を提供することで、
販売促進につなげたということで、
まさに、コンテンツマーケティングです。
「The Furrow」は、
現在でも発行されているというのだから
すごい。
しかもWEBメディアも用意されていて
コンテンツマーケティングの手本中の
手本だと思います。
インターネットが登場するまでは、
コンテンツマーケティングは、
紙メディアが中心だったということですね。
飛行機の機内誌も、
コンテンツマーケティングだということ。
しかし、コンテンツマーケティング
という言葉が使われようになったのは、
2001年頃だそうです。
それまでは、コンテンツマーケティング
の考え方や活動はあったものの、
コンテンツマーケティングとは
言っていなかった。
インターネットの登場が、
コンテンツマーケティングという
言葉を創ったということでしょう。
インターネットによって、
顧客は、自ら情報を検索することが
できるようになり、
売り込み型の営業スタイルが
通用しない時代になった。
広告は無視され、
メルマガも読まないままゴミ箱行き。
顧客が検索して情報を求める先に、
企業が提供する情報があれば、
無視されないで済む。
それどころか、信頼構築につながる
というのが、
コンテンツマーケティングであり、
紙メディアよりも、安価に制作できる
メリットもあり、
コンテンツマーケティングが
一躍注目を浴びたものと思えます。
2011年に、Content Marketing Worldが
オハイオ州クリーブランドで開催され、
世界中でコンテンツマーケティングの
機運が高まっていたったようです。
そんな流れの中で、
2013年に当社は、オウンドメディアを
スタートさせましたが、
その後、日本では、
オウンドメディアが急増しました。
何かを検索すると、どこかの企業の
ページが上位に検索されるように
なっていきました。
現在に至っても、
WEBマーケティングにおいて、
オウンドメディアをベースにした
コンテンツマーケティングは
重要な位置づけになっています。
次は、これです。
MA(マーケティングオートメーション)
MAについては、以前、集中的に
記事を書かせていただいたので、
説明は省略させていただきます。
日本では2014年が、
マーケティングオートメーション元年
でした。
オウンドメディアをベースにした
コンテンツマーケティングが
急増する中で、MAがそれを後押し
していったことが分かります。
1895年の農業雑誌「The Furrow」の
時代は、コンテンツマーケティングや
MAなんて表現はありませんでしたが、
やっていたことは、リードジェネレーション
であり、リードナーチャリングであった
ということです。
それを自動化したのがMAであり、
時代の産物と言えますね。
オウンドメディアとMAのコンビが、
現在の営業活動とも言えますが、
オウンドメディアが
増えれば増えるほど、
オウンドメディアは、コンテンツ勝負
になっていくものと思えます。
次回も、マーケティング4.0の時代に
登場した、マーケティング概念を
見ていきたいと思います。