印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。
RICOHのオウンドメディア
これがとても素晴らしい
内容だっため、
先週、この記事の内容を元に、
記事を書かせてもらいました。
先週、最後に少しだけ触れたのですが、
何で、リコーがマーケティング
なんだろう?
と思いました。
RICOHといえば、コピー機のリコー。
カメラ好きであれば、カメラも
知っているでしょう。
当社でも、出力機でお世話になっていますが、
この業界では、オンデマンド印刷機でも
リコーは有名です。
個人的な話になって恐縮ですが、
20代の時に私は、実はリコーで働いた
ことがあります。
派遣された先がリコーだった
というだけなのですが。
そんなこともあって、リコーに
対しては親近感はあるのですが、
RICOHのダイレクトマーケティング
って何だろうと思いました。
リコー製品の販売目的で、
マーケティングの情報発信を
しているのかと思いきや、
フッターまで見ると分かるのですが、
ダイレクトマーケティングが
サービスになっているようなのですね。
リコーも随分変わったものだと
思いつつ、気になったので、
調べてみると、こんな記事がありました。
ここで分かったのは、
リコーは、マーケティング支援の分野に
本格的に進出していたということ。
2015年に、
ダイレクトマーケティング事業を展開する
インターコネクトと業務提携
したそうなのです。
インターコネクトは、
ダイレクトマーケティングの立案から
広告制作まで一貫して行う会社だそうです。
商業印刷市場の拡大を目指して、
業務提携をしたようで、
聞き捨てならないぞと思い、
このリコーの新たな活動についての記事を、
興味深く読ませてもらいました。
リコーは製品販売だけではなく、
元々、販促分野で、
チラシ、カタログ、DMのオンデマンド印刷、
デジタルサイネージシステム、
スマートフォンアプリの提供なども
行ってきたそうです。
これは、そうだろうなと
理解できるのですが、
我々からすると、それでは、その制作、
企画、デザインはどこでやっているの?
という疑問が浮かんできます。
アプリの提供はともかく、
印刷物の制作は、時間がかかります。
リコーなどの印刷機で印刷する
前の工程の方がはるかに長いのです。
その工程のことを、
プリプレスなんて呼ぶこともあります。
カタログなどは、ボリュームにも
よりますが、半年くらいかけて制作
するイメージです。
それに対して、印刷数日、製本数日で
カタログができ上がります。
プリプレスの工程は、
クリエイティブも含めて、
機械的にできないことも多く、
大変な作業を伴います。
その部分を、
リコーは、インターコネクトと
業務提携したことで、補うことが
できるようになったということでしょう。
プリプレスというよりも、
ダイレクトマーケティングの立案から
広告制作まで請け負うことに
なったようです。
マーケティングからプリンティングまでの
ワンストップソリューションですね。
なんと、リコーグループのお客さまは、
国内で100万事業所を超えるそう。
そのお客様に、
ダイレクトマーケティング支援サービスを
提供していくのだそうです。
これは強力ですね。
従来、リコーによる
DM(ダイレクトメール)の提案は、
オンデマンド印刷環境の構築。
しかし、これからは、マーケティング
提案としての、DM内容の提案、
MAのシナリオ設計なども含めて、
戦略提案から可能となったそう。
リコーのマーケティングは、
リコー製品の活用、導入に
結びつけることが予想でき、
デジタル・アナログ組み合わせ施策
が中心の提案となるでしょう。
このブログでも何度か取り上げたように、
紙媒体の制作に携わってきた
当社からしても、
リコーの新たな活動は注目に値します。
プリンターなどの機器や関連サービスを提案する際は、経費削減がお客さまの主な課題でしたが、マーケティングサービス推進室で行うのは、売上拡大の提案。当然商談の内容も変わります。
確かに、コピー機、出力機の売り込みは、
こうすると今までよりも安くなりますよと、
経費削減の話ばかり。
そこから、売上拡大の提案に
転換していくのは、容易なことでは
ないでしょう。
しかし、印刷物(アナログ)も含めた
マーケティング提案をする
リコーの活動に注目したいと思います。
このオウンドメディアの内容が
とても充実しています。
情熱で考え、理論で動く
このキャッチも素晴らしいです。
理論で考えると、どこの会社も
同じ提案になってしまって、
おもしろくないですね。
印刷業界の方、リコーから
勉強させてもらいましょう!