印刷・WEB・ITで
お客様の「伝えたい」をデザインする会社
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。
昨日、広告を出稿する立場から、
広告ブロックアプリは、
どこまで広告をブロックできるのか、
それを、知っておくべきだと考え、
調べてみたのですが、
調べているうちに、
広告ブロックアプリよりも、
広告を非表示にされることの方が、
広告出稿者側からすれば、
検討に値することなのではないか、
そう考えるようになりました。
昨日も触れましたが、
広告ブロックアプリを
利用している人は、推測で、
全スマホユーザーの1〜2%。
それに比べたら、
広告を表示するSNS、ニュース、
ブラウザーアプリの利用者の方が
圧倒的に多い。
今月、Instagramの国内月間
アクティブアカウント数が2,900万を突破。
そんなニュースもありました。
ネット広告の表示方法に
不快感を抱く時があっても、
仕事柄、広告を消そうとか、
表示しないようにしようという
考えがなかったので、
うかつだったのですが、
私のように、プライベートで
ネットの利用時間がそれほど多くない人は、
あまり広告のことを気にしていない
であろうし、
広告を非表示にできることすら、
知らないという方も多いと思います。
しかし、若ければ若いほど、
特に、スマホネイティブ世代の方などは、
自分の興味や関心がない広告、
個人情報に基づく広告などを
自らのコントロールで非表示に
している方が多いと推測できます。
ネット利用にあたり、
自分の興味や関心がある情報だけが、
集まるようにしている。
そういう傾向があると思います。
SNSがそもそも、興味や関心でつながる
メディアであり、
そのSNSで表示する広告も、
自分の興味や関心があものだけが
表示するようにしている
ということです。
このことに関しては、以前の記事でも
触れてみました。
これを書いた時は、広告を非表示にする
行動まで考えが及んでいなかったのですが、
昨日、広告ブロックのことを
調べていて、分かりました。
自分の興味や関心がない
検索ワードを使用しない。
そのことによって、不要な広告が
でないようにしているのではなく、
興味や関心がない広告を非表示
にすることによって、自分の意思を示し、
興味や関心がある広告だけが
表示するようにしている。
若い人にとっては当たり前の
ことなのかもしれませんが、
それが、昨日よく分かりました。
たとえば、これは、Instagramで
不要な広告があった場合に、
非表示にする画面です。
広告の右上に表示されている「・・・」を
タップすればでてきます。
「広告を非表示にする」をタップすると、
「この広告を見たくない理由」という画面になり、
あとは選択するだけです。
これで、同種の広告がでなくなります。
ストリーズ広告でもまったく
同じことができました。
こちらは、Twitterのプロモツイート(広告)
の場合です。
Instagramと同じように、
非表示にできるとともに、
Twitterなので、広告主のアカウントを
ミュートしたり、ブロックしたりできます。
これまでに使ったことが
なかったのですが、
本当に簡単です。
こうやってコントロールしていたのか、
そう思いました。
これが分かると、ニュースアプリに
表示される広告も非表示にできる
ことが容易に想像できます。
「利用しているアプリ名 非表示」
これで検索すると、大抵の情報はあります。
広告を長押しでタップすると、
非表示画面がでてくるものがありました。
ブラウザーの広告も
コントロールできます。
Yahoo!では、
「この広告の表示理由について」
という画面があり、
年齢、推測した性別など、
広告主の条件にマッチした
ことなどが記載されています。
広告を出稿する方も、
できるだけ、ターゲットとなる人のもとで、
広告が表示してほしいと願っています。
広告主とユーザーとのマッチングが
合わなければ、非表示にすることによって、
よりユーザー個人に合った
広告が表示されるようになっていく。
それは、お互いに良いことだと思います。
ニュースアプリも、「あなたにおすすめ」
と閲覧履歴に基づいた、おすすめ記事を
紹介してくれます。
Amazonが有名ですが、レコメンド機能は
怖い感じもしますが、どちらかというと
便利さを享受しているケースが多いと思います。
だからこそ、広告もユーザーが
コントロールすれば良いのだと思います。
広告ブロックアプリで、全ての広告を
ブロックしている人よりも、
非表示を利用して、コントロールしている
人の方が、圧倒的に多いでしょう。
広告が嫌いな訳ではなく、
自分の興味・関心がある広告で
あればウエルカムなのです。
であれば、
非表示されないようにする。
ターゲットに受け入れて
もらえるようにすることに
エネルギーを注ぐべきだと思いました。
マッチングが合わなかった場合は、
非表示にされることで、
より的確なユーザーに広告を
届けることができる、
そう考えれば良いですが、
興味、関心がマッチしている
ターゲットのもとで、広告が表示
できているのに、
広告の表示頻度や、表現が嫌われて、
非表示にされてしまうことを
極力避けるべきだということになります。
以前にも書きましたが、
広告非表示活動は、
自分の興味・関心がある情報の
引き寄せ行動であると言えます。
そのため、
情報として「引き寄せられる」ため
にはどうすれば良いか、
その具体的な方法について、
今一度しっかり検討して
みるべきだと思いました。
広告は嫌われていません。
「引き寄せられる」広告をつくろう!
ということですね。