印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。
ここまでUGC活用の紹介を
している中で、
「広告が嫌われている」
という表現を使いました。
その後、
これだと範囲が広すぎるなと考え、
「ネット広告が嫌われている」
に表現を変えました。
企業とユーザーが一体となる「UGC」活用が重要だと考える理由。
テレビCMや新聞、雑誌の広告って、
そんなに嫌われていないと思います。
電車の中だって、広告がなければ
寂しく感じる時もあります。
繁華街も、屋上広告やら、
ウィンドディスプレイがあったり
するから、華やいだ気持ちになります。
繁華街から広告がなくなったら、
活気がなくなるでしょうね。
だから、広告を好きだとか
嫌いだとかではなく、
状況に応じて自然に受け止めて
いるのだと思います。
当社もポスターやらDM、チラシ、
時には看板の仕事も請け負っていますし、
広告が嫌われたら困るのです。
「ネット広告が嫌われている」
という表現に変えましたが、
テレビ広告費をネット広告費が
抜き去ろうとしている今、
それではネットという環境で、
広告の何が嫌われているのか、
そこをよく理解しておく必要が
あるなと感じました。
本日は、そんな話です。
「ネット広告が嫌われている」
という言葉で一番先に
頭に浮かぶのは、
スマホの狭い画面にでてくる
バナー広告です。
閲覧スペースを狭めるだけで、
やっかいな存在となります。
PC・スマホに共通ですが、
記事を読んでいると
覆いかぶさるようにでてくる
ポップアップ広告。
行動を邪魔された感が否めません。
これも、PC・スマホに共通ですが、
追いかけてくるリターゲティング広告
も不快感があります。
大型スティッキー広告という
らしいのですが、
スマホ画面の下の3分の1くらいを
占有し、スクロールしても
占有しつづける広告。
スクロールの邪魔になるで、
そのページから離れたくなって
しまいます。
あとはYouTubeの広告でしょうか?
広告があるから、あれだけの
動画を気軽に見ることができと
分かっていても、
動画視聴の途中に表れ、
視聴中の動画が、何度も中断されると
ストレスになります。
せめて、テレビCMのように
区切りの良いところで広告にして
もらえればとも感じます。
5秒でスキップできない広告も
最近は多いですね。
ニュースアプリで表示される
インフィード広告は、
アイキャッチ画像が、記事に
馴染みやすいものが多く、
「広告」と表示されているめ、
それほど不快に感じません。
インフィード広告として表示される
広告が、リターゲティング広告
の時だけは不快に感じます。
業務上必要があって訪問している
サイトの広告がプライベートにまで
侵入してきたという感じなのです。
SNSの中のインフィード広告は、
ニュースアプリと違って、
タイムライン、フィード内で
浮いた感じになりますね。
それでも、
よほど、興味のあるものでない
限りスルーすれば良いので、
表示する広告の数もそれほど
多くなく、さほど気になりません。
浮いた感じにせず、スルーさせない
ようにするために、UGC活用を
するのだと思います。
LINEは、
仕事のためにも使用しているので、
企業や学校のアカウントも
積極的にともだち登録しています。
しかし、通知がうるさいので、
非通知にしています。
これもある意味では、
嫌われるネット広告だと思います。
LINEの通知を非通知にしてしまって
いるので、プライベートで
LINEがほぼ、使えなくなっています。
こうして考えると、広告そのものが
嫌われているのではなく、
広告表示の仕組み、
表示方法が嫌われているのだ
ということが分かります。
「ネット広告が嫌われている」
を正確に表現すれば、
「ネット広告の表示方法が嫌われている」
になるだと思います。
ということは、
企業は、広告を出稿する際、
広告の表示方法を選択すれば
良いことになります。
最近の10代は、興味があれば、
情報も広告も引き寄せるようです。
ネット広告の不快さを回避
する行動をしつつ、興味のある
広告は享受しています。
「広告は時代を映す鏡である」
と言われてきましたが、
それは今も変わらないと思います。
ネット広告の表示方法も
進化するでしょうし、
ずっと見てきたように、
広告にUGCを活用するということは、
不快さを極限まで下げる活動なので、
ネイティブ広告という考え方からも、
広告そのものが進化し、
今後、広告の在り方が
変わっていくのだと思いますが、
広告の役割が無くなる
訳ではありません。
商品やサービスの魅力を伝え
行動を喚起しなければ、
UGCもあり得ません。
UGCの活用と、広告の在り方について
考える必要があるなと
感じていたので、
「広告が嫌われている」
ということは、どういうことなのか、
自分の中で整理してみました。
「コミュニケーションをつくる。」
が当社のブランドメッセージなので、
もう少し追及してみたいと思います。