こんにちは。
ヂヤンテイシステムサービス デザイナーのナガノです。
突然ですが、みなさん動物はお好きですか?
私の家には1匹の猫がおります。
一緒に暮らし始めてまだ4年弱ですが、
猫との生活が始まってからというもの、
本屋に入るとつい目にとまってしまう猫関連の本や漫画。
気付けば家の本棚に大分増えてきました。
今日はその中で、 おすすめの本をいくつかご紹介したいと思います。
猫を飼われている方も、飼われていない方も、
猫の魅力が伝わってくるそんな本たちです。
ミロコマチコ『てつぞうはね』
絵本作家のミロコマチコさんが、愛猫・てつぞうとの日々を綴った絵本です。
ミロコマチコさんの絵は、ダイナミックで人の心を惹きつける力があり、
読むといつもパワーをもらえる、大好きな作家さんです。
ミロコさんとてつぞうの温かい関係性がとても微笑ましく、
命の尊さや儚さも描かれていて、
何度読んでも心に沁みるとても素敵な絵本です。
編:谷口香織 絵:ホリナルミ『猫ヲ読ム 文筆家・漫画家が綴る、ネコセトラ』
74名の著名人が猫と付き合うなかで綴った、
「猫への想い」が120通りも収められているエピソード集。
目次、索引なども凝っていて、サイズもコンパクトで可愛らしい!
猫好きな方へのプレゼントにもおすすめです。
エピソードはどれも猫を飼った事がある人なら、
「わかる〜!」と共感してしまうものばかり。
ホリナルミさんのイラストも、やさしいタッチで癒されます。
Bruno Munari (ブルーノ・ムナーリ)『闇の夜に』
イタリアのデザイナー、ブルーノ・ムナーリの代表作。
黒のマット紙に、ブルーのタイトルと光る目の青い猫。
色合わせがとても素敵な表紙です。
物語は夜の暗闇の中を、
1匹の青い猫が歩いているところから始まります。
ページによって紙の素材を変えたり、
パラフィン紙や切り抜きを使用したり、
触っても楽しめる、とてもわくわくする仕掛け絵本です。
ブルーノ・ムナーリの絵本はデザイン性が高いものばかりで、
大人も楽しめる絵本がたくさんあります。
装丁道場 28人がデザインする『吾輩は猫である』
28人のデザイナーが、
夏目漱石『吾輩は猫である』の装丁をデザインし直すとしたら?
そんなテーマで、合計28作品が収録された一冊。
どの作品もとても個性的で、
実際手に取って読んでみたくなる、そんなデザインがたくさん載っています。
各デザイナーのインタビューも読み応えがあり、
こんな発想もあるんだ!と参考になる一冊です。
伊藤潤二『伊藤潤二の猫日記 よん & むー』
ホラー漫画家の伊藤潤二さんが描いた、
飼い猫・よんとむーとのクスッと笑ってしまう日常を描いた猫マンガです。
婚約者の希望ではじめて猫を飼うことになった伊藤潤二さんが、
だんだんと猫の魅力にハマっていき、
最終的には猫の気を引こうと奮闘している所がとても面白いマンガです。
絵のタッチは思いっきりホラーですが、
エピソードが面白いので、ホラーが苦手な方でも楽しく読める一冊です。
上野そら『わたしのげぼく』
タイトルに惹かれて何気なく買ってしまいましたが、
涙腺崩壊の絵本です。
猫の「わたし」と飼い主の男の子「げぼく」 猫の目線で物語が進んでいきます。
タイトル通り上から目線の猫の語り口に、
最初は笑いながら読んでいましたが、 物語の最後には涙が止まりません。
結末は悲しい物語ですが、
ウチの猫もそう思っていてくれたらいいなと 心が温まります。
猫好きにはたまらない一冊です。
気になる本はありましたでしょうか?
最近では書店でも、猫関連の本コーナーが大きく扱われていたりするので、
猫本を読んでゆっくり癒されたい方の参考になったら嬉しいです。
ご紹介したい猫本はまだまだたくさんありますが、
また機会がありましたら紹介させていただきたいと思います。