2019.8.31 ヂヤンテイ君

秋の養生を意識して、「肺」が弱る時期を乗り切ろう!

 

 

印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。

 

今週は、週の後半から
暑さがぶり返す予報でしたが、
それほどでもなかったですね。

 

立秋が過ぎ、お盆、処暑が過ぎ、
夏と秋のせめぎ合いの季節も、
秋が優勢に転じていく頃なのかもしれません。

 

季節ごとに、気候がおよぼす身体の
変化について、養生の方法という
テーマで、

 

今年このブログでは、
冬の養生、春の養生、夏の養生と
紹介してきました。

 

紹介すると言っても、専門家ではないため、
学んだことを、記録しておこう
くらいのものなのですが、

 

普段は、マーケティング、印刷、
オウンドメディア、広告などが
テーマのこのブログで、

 

このような内容を取り上げるのは
意味があることではないかと
考えています。

 

我々の仕事は、情報を整理し、編集し、
アウトプットしていくこと
だからです。

 

しかし、秋の養生なんて、
何かあるのかなと思いました。

 

夏バテの症状も1つかもしれませんが、

 

過ごしやすい秋に、
体調を崩すようなイメージは
なかったからです。

 

しかし、冬の養生から始めたのは
意味があり、1年前の冬に、
ひどく体調を崩したからでした。

 

仕事は休まなかったものの、
一ヶ月くらい間、
咳が止まらないような時期があり、

 

病気知らずの自分からすると、
かなり異常な経験でした。

 

歳を重ねるにつれ、身体の抵抗力も
衰えていくであろうし、

 

先祖から伝わる知恵に、
素直に耳を傾けてみようという
気持ちになりました。

 

そういう意味で、秋の養生についても、
しっかり知っておこうと思いました。

 

さて秋の養生です。

 

まず秋がどんな季節なのか。
夏に消耗した体力が回復し、
身体の休息、調整の季節であり、

 

冬に備えて蓄えをする季節と
なります。

 

東洋医学の五行〈木・火・土・金・水)
の考え方では、秋は「金」

 

五臓(肝・心・脾・肺・腎)の
「肺」にあたる季節。

 

「肺」の不調に注意が必要な季節です。

 

東洋医学が言う「肺」とは、
肺、器官、鼻といった呼吸器系統と、
皮膚、皮毛を合わせた概念。

 

皮膚呼吸なんて言いますね。

 

乾布摩擦も皮膚を鍛えることで、
肺を強化し、感冒の予防を
しているのだそうです。

 

東洋医学では肺は臓の中で最も
華奢とされ、

 

秋の空気の乾燥と相まって、
咳が出たり、喉が痛くなったり、
皮膚が乾燥する、

 

また、疲れやすい、息切れ、
声に力がない症状などは、

 

すべて「肺」のはたらきの低下に
よるものだそうです。

 

もともと喉が弱い方ではありましたが、
確かに、先週、今週と、
声に力がない日がありました。

 

まさか、「肺」が原因だとは
考えも及びませんでした。

 

そのため、秋は「肺」のはたらきを
良くすることを心掛けることになり、

 

当たり前のような話ですが、
秋の季節の野菜を摂るのが良い
ということ。

 

サツマイモ、サトイモ、タマネギ、
ナス、ニンジン、ダイコン、レンコン、
ゴボウなど。

 

野菜に限らず、栗、梨、柿などの
果物や、秋刀魚などの魚も
そうでしょう。

 

だんだん分かってきたのですが、
東洋医学における食とは、

 

食材のもつ食気を取り入れること。

 

気とはエネルギーのようなもの。

 

気が集まる時期を旬と呼びます。

 

旬な食材を意識して食べれば
良いということです。

 

また、睡眠の取り過ぎも
肺気を弱らせるそうです。

 

はたらきが弱っている「肺」を
休ませすぎると、
気のめぐりが悪くなるからです。

 

冬に向かいエネルギーが蓄えられる
時期になるで、

 

適度な運動をし、基礎代謝を高める
意識も必要なようです。

 

身体を動かしやすい、スポーツの秋、
行楽の秋を楽しめば良いでしょう。

 

最後に、秋だけの話ではありませんが、
仏教用語に「身土不ニ」という表現が
あります。

 

人間の身体と土地は切り離せない関係にあるということ。その土地でその季節にとれたものを食べるのが健康に良いという考え方で、明治時代に石塚左玄らが唱えた。

コトバンク

 

暮らしている場所の気候・風土に
適応し、季節の変化についていく
ことが養生になるのだと思います。

 

そのためには、その場所(土)で
その季節にとれるものを中心に
食べていけば良いということ。

 

旬を食し、季節を感じる風情は、
いつまでも残したいものですね。