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お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。
愛知県選挙管理委員会が、
大学のオープンキャンパス参加者に、
参院選の投票を呼び掛けける活動を
本日からやっています。
これは素晴らしいなと思いました。
また、大阪大学では、キャンパスの中に、
参議院議員通常選挙の期日前投票所が
設置されました。
このアイディアも素晴らしい。
国立大学だけでも良いので、
全ての大学で期日前投票所を設置しては
どうでしょうか?
教育機関がもっと、選挙の啓蒙をすべき
なのではないかというのが本日の話です。
ここに年代別投票率の資料があります。
これを見ても明らかなように、
若年層の投票率が圧倒的に低いのです。
衆議院選挙
20代投票率 平成2年 57.76% → 平成29年 33.85%
30代投票率 平成2年 75.97% → 平成29年 44.75%
参議院選挙
20代投票率 平成元年 47.42% → 平成28年 35.60%
30代投票率 平成元年 65.29% → 平成28年 44.24%
ネット選挙解禁で、僅かながら
若年層の投票率がアップしたとも
言えますが、
30年ほど前の同じ世代の投票率と
比べると明らかなように、
選挙に対する関心が低くっていることが
うかがえます。
投票率が低い上に、若年層の人口も
少ないのはご存じの通り。
出典:http://www.stat.go.jp/data/jinsui/2016np/
若年層の投票率を上げなければ、
若年層の意見を代表する代議士が
国会に送り込まれない。
バランスの悪い社会になってしまいます。
高齢者、福祉も大事だが、
保育も教育も同じくらいに大事です。
未来の日本を背負うのは、
子どもたちであり、若年層です。
若年層の投票率が上がるように、
年上の人間が、サポートすべきではないか
と思います。
愛知県選挙管理委員会の活動は良いですね。
大学のオープンキャンパスに
参加するのは、18歳とは限りませんが、
大学生に向けたアピールにもなるでしょう。
全ての都道府県の選挙管理委員会が
真似をしてくれること願います。
期日前投票所をキャンパス内に設置する
というアイディア。
若者が集まる公共機関では
同じことをやりましょう。
大学や専門学校では、
投票や選挙についての
特別授業を行ってはいかがでしょうか?
学校の特色を活かした授業を通して、
選挙に関心を持ってもらう
ことだってできるはずです。
こちらはデザインの勉強としてですが、
福祉の学校、保育の学校であれば、
候補者から、
どんな政策が提案されているのかを
知るだけでも、勉強になると思います。
大学や専門学校では、
学生に入学してもらうために、
奨学金の案内をしていますが、
これだけ、
奨学金が社会問題となっている中、
この社会問題に向き合わずに、
客観的にこういう制度があるという
案内では済まないはずです。
選挙は学生にとっても、学校にとっても、
奨学金や教育費のことに向き合う
絶好の機会だと思います。
国が教育費にもっと
お金をかけてくれれば、
学生だけでなく、学生の保護者にとっても、
もちろん学校にとっても、
いいことづくめです。
だからこそ、教育機間がもっと、
選挙の啓蒙をすべきではないのか
ということです。
国の未来は教育にかかっている。
地球の未来といってもいいでしょう。
オープンキャンパスの会場で、
選挙の啓蒙をする
愛知県選挙管理委員会は鋭い。
オープンキャンパスに参加することで、
高校生は人生の選択をする機会になる。
選挙も投票によって人生を選ぶ
ことと同じだと指摘しています。
コミュニケーションツールの制作を
通して、私も学生募集活動の
サポートをしてきた一人です。
学生が希望をもって将来を選び、
卒業後の将来が、生きがいを感じる
社会でなければならないと思います。
そのためには、
若年層が社会について考え、
自らの意思を投票を通して示す
必要があると思います。
若年層の投票率が、下がり続けたら、
どんな社会になってしまうでしょう。
年上の者が促すしかありません。
関心をもってもらう機会を作りましょう。
若者が集まる教育機関が活動することで、
教育機関の社会的な価値も向上するはずです。
愛知県選挙管理委員会の活動を知り、
刺激を受けてしまいました。
選挙は、学校や職業を選択するのと同じ、
人生を選ぶことであると
教えてあげてください!