2019.8.23 ヂヤンテイ君

「分散型メディア」に、次の時代のWEB集客のカタチを見た

 

 

 

印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。

 

本日は、「分散型メディア」という
新しいWEB集客の考え方についてです。

 

「分散型メディア」が
注目されはじめたのは、
今から3年前の2016年頃のようです。

 

当初は、メディア運営者にとっての
コンテツの新たな配信手法として
始まったようなのですが、

 

昨日のこのブログで観てきように、
動画記事を中心にした動画マガジンが、

 

「分散型メディア」の手法を使うように
なり、なかなかおもしろいことに
なっているようなのです。

 

私からするとWEB集客の新たな
システムができつつあるではないかと、
感じたので、

 

本日は、この「分散型メディア」を
観ていきたいと思います。

 

と、その前に、WEB集客の方法論に
ついて、ざっと振り返っておきます。

 

これまでのWEB集客の考え方は、
自社サイトにアクセスを集める
という考え方です。

 

そのため、自社サイトが検索される
ようにSEOが注目されました。

 

自社サイトをオウンドメディアにし、
記事を公開することも、
SEOを意識したものとなります。

 

もしくは、お金をだして
自社サイトにアクセスを集める
方法があります。

 

インターネット広告ですね。

 

WEB集客という意味では、
真っ先に考えられる手法なので、

 

このブログでも、インターネット広告の
歴史を振り返ってみました。

 

ソーシャルメディアが出現してからは、
SNSもWEB集客の重要なツール
になりました。

 

ということで、WEB集客の方法は、
以下の3つの方法しかないと言えます。

 

1.SEO対策・・・ブログ等
2.インターネット広告・・・PPC広告、SNS広告等
3.SNS・・・Facebook、Twitter、Instagram、YouTube等

 

この3つの方法は、これまでは、
自社のサイトにアクセスを集める方法です。

 

自社のサイトにアクセスを集めるのは、
そこから販売につなげることが
目的ですね。

 

ここ数年で、SNS上でUGCを活用した
販売促進や、

 

Instagramから直接販売するような
手法が登場するようになりました。

 

自社のサイトにアクセスを集める
という概念が少しずつ変わって
いたのだと思いますが、

 

本日、取り上げる「分散型メディア」は、
極端に言うと、自社サイトがなくてもよく、

 

Facebook、Twitter、YouTubeなど
他社メディアやプラットフォームに
直接コンテンツを配信してしまうという
考え方です。

 

自社サイトに誘導するための
投稿をするのではなく、

 

記事そのものを、他社メディアや
プラットフォームに配信して
しまうのです。

 

自社サイトにアクセスを集めよとすると、
SEOが必要です。

 

すなわち検索エンジンに
依存することになり、

 

少し前のこのブログで紹介したように、
名だたるオウンドメディアが、

 

検索エンジンのアルゴリズムのアップ
デートによって、撤退を強いられています。

 

しかし、他社メディアやプラット
フォームに直接配信すれば、
SEOは関係なくなります。

 

ユーザーにとっても、
SNSからリンク先の外部サイトに行かずに
コンテンツを享受する方が楽です。

 

もともと、「ググるからタグるへ」
と言われたように、

 

検索という行動をしないで、
コンテンツに触れる行動が始まって
いたということもありました。

 

SNSは既に巨大なプラットフォームです。
わざわざ外部サイトに行かなくても、
情報を享受できます。

 

そのため、メディア運営者から直接、
SNSに、SNS内で完結する
コンテンツを配信しようという
考えた方となり、

 

「分散型メディア」という考えが
登場したようです。

 

いくつかのSNSを利用している方は
ご理解いただけると思いますが、

 

それぞれのSNSごとに、適した
コンテンツがあります。

 

そのため、コンテツを分散させるには、

 

それぞれのプラットフォームの
フォーマットに合わせたコンテンを
配信する必要があります。

 

昨日、紹介した「ルトロン」のような
動画マガジンであっても、

 

動画のフォーマットを
それぞれのプラットフォームの
フォーマットに合わせて配信する
技術が必要です。

 

昨日、紹介したもう1つ
VOGUE JAPANともなると、

 

自社のWEBマガジンサイトを
持っていながら、

 

以下のプラットフォームに
コンテンツを配信しています。

 

YouTube
LINE
Twitter
Instagram
Facebook
Pinterest

 

こんなことは、中小企業にはできません。

 

そのため、
中小企業も「分散型メディア」をやろうよ、

 

と言いたいのではありません。

 

「分散型メディア」を広告媒体として、
利用できる時代になっていく、

 

または、
「分散型メディア」とコラボしながら
WEB集約ないし、販促につなげる
ような時代がくる、

 

そういう予感がするのです。

 

「分散型メディア」は、
プラットフォームごとに最適化された
コンテンツを配信しています。

 

動画コンテツが多いのも、
最適化によるものと思えます。

 

ユーザーが利用しやすいコンテンツに
なっているのです。

 

SNSの世界の用語でいえば、
エンゲージメント率が高い
コンテンツです。

 

インターネット広告を利用し、
CTR(クリック率)がアップしても、
販促につながらなければ、
意味がありません。

 

エンゲージメント率が高いということは、
ユーザーの行動を促進しやい
ということであり、
販促につながります。

 

「分散型メディア」に、タイアップ広告や
ネイティブ広告をだすと、

 

嫌われない広告、受け入れられやすい
広告となりそうです。

 

一般的なインターネット広告は、
その表示方法から、ユーザーから
嫌われることが多く、

 

SEOは、検索エンジンのアルゴリズムの
アップデートに左右されます。

 

となれば、巨大化したプラットフォーム
であるSNSが重要となるのですが、

 

企業アカウントで単独に
運用するのであれば、
UGCを活用するなどの企画が必要です。

 

これらの問題を解決してくれるのが、
「分散型メディア」なのではないか、
そう感じたのですね。

 

日本で最もフォロワー数が多い
「分散型メディア」は、
C Channelだそうです。

 

昨日紹介した「ルトロン」同様に、
動画を主体にした動画マガジンです。

 

C Channelはすでに、
ネイティブ広告のプラットフォーム
になっているようなのです。

 

このC Channelと、ルトロンの
これまでの歩みと、これからの方向性に
未来を感じます。

 

この2つの動画マガジンについては、
あらためて、考察レポートをしたいと
考えています。

 

検索エンジンも、Google Discoverの
ような方向に進んでいます。

 

ユーザーに最適なコンテンツは、
自ら探すのではなく、届けられる
時代になっていくことでしょう。

 

そんな時代のWEB集客、WEB販促
という視点が、今後、
必要となっていくに違いありません。