こんにちは!はじめまして、ヂヤンテイシステムのミヅキです。このブログでは初登場の女性社員です。
突然ですが、皆さま「フォトウェディング」という言葉をお聞きになったことはあるでしょうか?フォト(写真)ウェディング(結婚)なので、まあ記念写真のようなもの??とご想像されるかもしれません。
初登場するなりさらに突然ですが、実はこのたび私も結婚して、このフォトウェディングというものを利用しました。式もパーティも特になし(近ごろ“ナシ婚”なんていわれるスタイルだとか)、でも、このフォトウェディングで思いきり結婚イベントを楽しむことになりました!
当社のお客様にはブライダル系専門学校のお客様もいらっしゃいますし、カメラマンさんとのお付き合いも多くあります。また、どのようなパンフレットやチラシの作成でも、撮影の仕事は基本のキになる部分です。台紙・アルバムのクオリティなどもプロの視線でチェックしておきたいところ。
実際の利用者としての経験もふまえ、「フォトウェディング」を徹底解剖してみます!
フォトウェディング、結婚式をしないで、あるいは結婚式の前後に、特別な結婚写真を撮ることなんです。
私自身「きれいなドレス着たいな~」という軽い気持ちでスタジオを探し始めたのですが、検討するうちに、その充実ぶりに圧倒されることに…。周囲の人からも「えっそんな写真撮影があるの?」「そんなことまでできるの!」と好意的な驚きをもって迎えられました。
フォトウェディング、様々なカップルにフィットする結婚写真なので、ぜひ、多くの方に知ってほしい!
また、当事者としては世の中にたくさん素敵なプランがあるのはうれしいけれど、自分の求めるものを見つけ出すのはなかなか大変です。ブライダル広告からも個人の感想からも一歩離れて、俯瞰的に複数のスタジオを比較検討できる材料があったら、すでにフォトウェディングを考えている方達にも役立つ情報になるのではないかと考えました。
いまや結婚式を挙げるカップルは結婚するすべての数の半分とも言われています。私のように、様々な理由で儀式を簡略化したカップルにも、二人らしい結婚式がわりのイベントとしてフォトウェディングは大人気!
豪華な打ち掛けと紋付き袴も、憧れのウェディングドレスとタキシードも、式を挙げなくても気軽に、しかも充実の舞台でしっかりと形に残すことができます。
結婚式を挙げるカップルにとっても、フォトウェディングは大切な写真を残すための新たな選択肢です。このスタイルなら、ベストコンディションで最高の結婚写真を残すことができます。
予算や周囲の意見との兼ね合いで式では着られなかった、「あの色」「もう1着」のドレスや和服、豪華な小物の希望が容易に実現できるのも良いところ。
ウェルカムボードやムービーなど、式典中に使う重要アイテムにも前撮り写真はとっても大切なんです。
フォトウェディングは、新婚カップルのためだけのものとも言えません。当時は事情があって何もできなかったけれど、結婚後何年かたって落ち着いた今、あらためて記念写真の撮影をしたい、というご夫婦も少なくないそうです。すでに連れ添った伴侶と、夢のような時間を再現するなんて素敵ですよね。
多くのスタジオから多様なサービスが提供されていますが、まず「スタジオ撮影」と「ロケーション撮影」に大別されるといえます。それぞれの特徴を、スタジオ選びの前に比べてみましょう!
リーズナブルな費用で色々楽しめるのがスタジオ撮影のよいところです。プランによっては大差ではありませんが、概してロケーション撮影よりは割安です。もちろん、だからといって安っぽいわけではありません。
撮影小物も充実していますし、ハウスウェディング風のセットがある場合まで。室内だからこそ、印象的なライティングや背景のドラマティックな色使いなど、思う存分画面づくりが可能です。
何といっても天候に左右されないのは安心。体力的にも負担感なく、着慣れない和服でも自分らしい笑顔をキープできます。普段写真が苦手な人でも、落ち着いた室内でリラックスして撮影OK!
近ごろではロケーション撮影というのも話題となっています。こちらは、本物のロケーションの中で自然な笑顔を写真に収めることができるもの。自然光がお天気次第、というのは少々気がかりですが(荒天による延期は普通無料)、雨天決行が可能な施設もあります。
撮影場所は、撮影されるふたりの思い出の場所なども考えられます。多く、風光明媚な庭園や観光スポットで撮影するので、居合わせた人たちから祝福の声がかかることも。
自由度が高くどのようにでもする余地があるからこそ「こんな風にしたい!」というイメージが明確にあるとなお良いでしょう。
スタジオ以上に一瞬をとらえる臨機応変の力が求められるので、カメラマンを指名するのもおすすめです。
フォトウェディングの最もベーシックなプランは、実に1万円程度からのスタートです。なお、多くの場合、土日・祝は祝日料金がかかります。平日撮影にすれば追加料金なく、さらにオプションアイテムが付くなど、ぐっとお得になるケースもありますよ。
主力の価格帯はアルバム込15万円~25万円程度、このあたりが相場ともいえるでしょう。各社ベースとなる商品の値段は少しずつ異なりますが、どちらでお願いしてもトータルの額ではあまり差はありません。
ロケーション撮影の場合は、利用施設によって数百円~数万円ほど幅がありますが、別途実費がかかります。
とことん贅沢に楽しみたい!という場合は、たくさんの衣装チェンジや、ペーパーアイテム(メニュー表、ゲストブックなど)の作成もできます。追加プランを選ぶことで、期間ごとに更にお得なオプションが付くことも。豪華なプランで30万円~40万円といったところ。
オプションの一種として、結婚式を挙げるカップルのためには、当日の写真撮影というのも考えられます。前撮りとセットで頼むと割引になったり、ウェルカムボードや会場ムービーなどで統一感のある演出ができたりすることも。
式場の持ち込み料なども要チェックですが、会場提携の写真屋さんにお願いするより納得いく!と積極的にスタジオを選ぶ新郎新婦も多いそうですよ。
「スタジオ撮影」と「ロケーション撮影」から計5つのスタジオをピックアップして、公式資料と口コミ情報から横断的に分析してご紹介します。どちらも『ゼクシィ.net』に掲載されており、かつ全国展開している有名スタジオ。直近おすすめ口コミ件数も多い(2013年10月現在)、名実ともにホットなスタジオです。
それではスタジオ撮影から見てみましょう。
▼「エイム aim」http://www.aimbridal.jp/
札幌と青山の2店舗展開のスタジオです。卒業記念・成人式などももちろん、オーディション写真や履歴書写真まで、今時な写真商品を幅広く提供しています。
ロケーションや出張はしておらず、充実の小物とハウスウェディング調のセットでの撮影が可能です。事前の90分カウンセリングも安心してお願いできると人気のポイント。
毎シーズンオーナーが買い付ける充実の新作衣装が自信を持ってお薦めされています。
随時Facebookでも実際の利用者の写真が更新されており、まるでJ-POPのアルバムや女性誌の広告のようなカットを目の当たりにできます。
▼「クレール CLAIRE」http://s-claire.jp/
関東5店舗、関西2店舗、東海1店舗で展開している、フォトウェディング専門のスタジオです。ベース料金は非常に安く5,000円から(2013年10月現在)。アルバムは追加購入する仕様です。SEO対策にも力を入れているようで、前撮りについて調べていると必ず検索上位に現れ、興味連動型広告にも高確率で出現します。
出張撮影はしていませんが、青山店では屋上撮影、奈良店ではチャペル撮影も可能。全体的に若々しく愛らしいイメージで、所有衣装は公式ホームページから追加料金含めすべて閲覧可能。ペールトーンや花柄の背景、ハウスウェディング調セットの中で撮影することができます。
▼「スタジオアーク STUDIO ARC」http://www.arc-web.com/wedding/
全国7店舗展開、大手の貫録をみせてくれるスタジオです。イベントや作品として写真撮影に力を入れるというのとは少し違いますが、データ付きでリーズナブルな値段設定と安心のクォリティが心強いスタジオです。
物量の充実だけでなくスピード感もあり、口コミでは「急ぎの案件に対応してもらって助かった!」という声も大きいです。スタジオでの撮影が目立ちますが、ロケーション撮影も可能です。
本人希望の衣装をもう1着というのと対照的に、周囲の声で和装もしないと…などの悩みがあるときにも頼れる存在といえます。
続いて、ロケーション撮影です(ロケーション撮影を提供しているスタジオでは、スタジオ撮影プランもあるのが一般的です)。
▼「レクエルド RECUERDO」http://www.recuerdo.co.jp/
銀座・大阪・名古屋・福岡の4店舗展開、クラシカルで大人っぽい雰囲気のスタジオです。
結婚写真ながらも自然なイメージの、まさに「ロケーション」写真を重視するスタジオともいえます。景色の中でのびのびと、幸せの一瞬をとらえます。
アルバムが基本プランに含まれていない一方、全カットデータをもらえるという特徴があります。アルバムは自社印刷で、追加を考えてもおしゃれでお買い得といった印象も。
スタッフブログが随時更新されており、各カメラマンの写真が見られるので、指名する方を検討してもよいかもしれません。
▼「ラヴィファクトリー La-vie Factory」http://www.la-viephoto.com/
全国11店舗展開、海外にも3店舗を構えている、ロケーション撮影で名高いスタジオです。写真自体の創作性が高く、「物語を感じさせる」画面が売りです。それだけ作りこむものなので特にカメラマンとの相性が問われるともいえるでしょう。プロだから、と安易に思わず、納得いく方にお願いすることをお勧めします。
カメラマンの指名料金から割高な印象もありますが、値段相応の逸品!という声が多いようです。アート性を求める方にはうってつけです。海外にも登録カメラマンが在籍しているため、渡航ウェディングなどの撮影も日本から安心して依頼できます。
最後に、実際利用する際に案外うっかりしがちな“タイミング”に関しての留意点をまとめます。
スタジオ・ロケーションともに、おおまかには、
といった流れとなります。この始めから終わりまでは、数カ月をみておいた方が安全です。
結婚式がわりのフォトウェディング、あるいは結婚式の前撮りとしてお考えの場合は、エンゲージリング・マリッジリングなど写真に残したいアイテムの準備を、ここからさらに前倒しですることも考えられます。指輪も数カ月単位で製作されることが多いので、一緒に撮りたい場合は、そちらのスケジュールもあわせて要・検討です。
ロケーション撮影の場合は、単に納期というだけでなく、季節も大きな問題です。
やはり花の季節は人気ですし、桜の開花時期などは特に、年明けから続々予約が入りあっという間に週末は満員!ということも。紅葉シーズンにもこれと似た傾向は見られます。
一方、真夏・真冬はオフシーズンといった趣ですが、たとえば夏ならコントラストの強い光あふれる写真、冬なら柔らかい光の中で幻想的な写真など、その季節ならではの写真を撮ることもできます。暑さ寒さも含め、撮影時季についても検討してみてください。
ネイル、髪のケアも予定を組んでおくと画面作りに役立ちます。ネイルチップやウィッグを持ち込むことも考えられますが、理想のイメージがあるときは「何ヶ月後にこんなかんじに」と普段行くサロンの美容師さんに相談しておけば、撮影当日にちょうどよく合わせることもできるでしょう。
結婚式のために前撮りとしてお考えの場合は特に、早め早めの行動が重要となってきます。そうではない場合でも、写真をお見せしたい方とお会いできるチャンス、年賀状に使うためにデータを得られる時期…など、案外、時間がネックとなるケースは多いもの。
スケジュールまでバッチリ計画して「フォトウェディング」ぜひ成功させてくださいね!
フォトウェディングについての記事、いかがだったでしょうか?
今回ご紹介したスタジオはどちらも大手の信頼スタジオ、スタッフは皆さん明るく親切で、不安なカップルも丁寧に導いてくれることでしょう。昨今押し売りをするようなところもありません。
ただし、各スタジオのカラーは異なるので、良くも悪くも当事者との相性はあるといえます。言い換えれば、あなたにぴったりの「フォトウェディング」がきっとあるはず!
ご紹介した中には私が利用したスタジオも含まれていますが、あえてどちらなのかというのはヒミツにしておきます。あくまで個人的な好みはわきに置いておいて、フォトウェディングの情報を分析しましたので、参考にしてみてくださいね。
結婚という幸せなシーンに、最高の写真が添えられますように!