印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。
本日は、昨日に続き、
DM(ダイレクトメール)についてです。
DM(ダイレクトメール)が
見直されている情報を昨年よく
みました。
JDMA(一般社団法人 日本ダイレクトメール協会)が、
それを裏付けるようなレポートを
提供してくれているのですが、
昨年リリースされた資料のうち、
「若年層のDM意識」に関する
ものを本日は取り上げてみたいと
思います。
ダイジェスト版はどなたでも
閲覧できますので、
ダイジェスト版の内容をみていきます。
この調査は、一般消費者に
おけるDMの位置づけと、
若年層がDMに対て
比較的良く反応している
理由を明らかにするのが
目的のようです。
ダイジェスト版は集計データが
ほとんどないのですが、
アンケートに答えた方の
コメントが抜粋されているので、
生の声を知ることができます。
いきなり、「まとめ」が紹介
されていました。
DM(ダイレクトメール)と
EメールなどによるDM(eDM)が
比較されています。
まとめの見出しです。
1. DMは単なる割引券ではなく、“企業との血の通った手紙”。消費者の企業に対するロイヤルティUPに大きく寄与している。
DM(ダイレクトメール)は、
eDMと違い、知らないところから
勝手に届くというケースが少ない。
若年層になれば、
なおさらそうだと思います。
購入したことがあるお店や
資料請求した先から
届くDM(ダイレクトメール)が
多いのではないかと想像できます。
いつまでも自分のことを
覚えていてくれると
感じるのでしょう。
何度も手にするうちに、
ロイヤルティUPにつながる。
それには、うなずくことができます。
DM(ダイレクトメール)の良い
ところが記載されています。
・割引・クーポン、プレゼントなどの特典が大きい
・許可した企業からしか来ないため、内容にハズレがない
・今どきオフライン… 手間やコストに企業の熱意を感じる
・今どき紙で届くので、見やすい
(年代が上の層だけでなく、若年層も紙ならではの良さを認識)・届く量が少ない分、希少性がある
WEB全盛の時代になったからこそ、
逆に紙が良いのですね。
当社も来週、お客様宛てに
DM(ダイレクトメール)を発送しますが、
メールを送ること、電話をすることも
検討しました。
しかし、様々なに想像し、
紙面によるビジュアルで案内
を送った後に、
メールなり、電話をする方が
説得力があるのではないかと
想像できました。
紙で送るのは、情報だけではなく、
紙という手触りがあるモノです。
モノが先に、お客様のところに行き、
感覚に訴えておく。
その段階が必要だと
感覚として想像したのです。
後から、何かしらの特典を
案内できたら、もっと良かったなと
思いました。
• (若年層)社会との繋がりを実感するきっかけに!
こういう記載もありましたが、
やはり、モノが届くというのは、
リアルなのでしょう。
2. 1つのDMを何度も目にするため、企業や特典のことが記憶に残りやすい。(eDMは流れ去ったらそこで終わり)
これは確かに!
ですね。
この時の記事に書きましたが、
特典があるクーポンには、
保有効果があります。
とりあえず、捨てずに取っておく。
そうすることで、
何度も目にすることになる。
だから、記憶に残りやすい。
やはり、当社のDM(ダイレクトメール)
にも、何かしらの特典を検討すれば
良かったかもしれません。
3. 企業側の“一工夫”によって、DMの効果はさらに増している。
(顧客が必要とするタイミングを見極める、手書きのメッセージを添える、サンプルやオマケを付ける、若い女性にはデザイン性の良さを意識する、内容をハガキ1枚に収める、など)
タイミグが重要なのは、
マーケティングの鉄則ですね。
手書きのメッセージも確かに
良いでしょう。
内容をハガキ1枚に収める、
というのも重要だと思います。
いきなり、DM(ダイレクトメール)
を目にしてもらうことができる
だけでなく、保管されやすい。
封書のDM(ダイレクトメール)の
内容物をじっくり読むことは
ほとんどなく、
開封したら、内容物がバラバラに
なるため、保管しないことが多いです。
そのため、できるだけ1枚にして
送るのが良いと考えています。
しかし、A4サイズの
DM(ダイレクトメール)が主流の
時代になりましたので、
A4サイズを避けないと埋もれて
しまう可能性もあると考えています。
20代の若者のコメントです。
スマホで見るカタログはゴチャゴチャしていて目が疲れる。DMは紙なので、より細かい部分も見やすい。
eDMだとスクロールしなければならないが、DMは開くと全ての情報が一覧できる。
eDMよりも手に取った時にインパクトがあるのは“企業からの手紙”ならではなので、テンションが上がる。スマホの画面とは大きさも違う。スマホだと添付画像をクリックするのが面倒。
興味をもっていようがいまいが、情報が目に入ってくるし、期日の情報も見えてくる。
eDMだとお店で出す時にスマホを開くのが面倒。DMだと机の上に置いておけばいつでも見られるし、お店でも出すだ
けでいいので楽。
スマホが当たり前の若者は、
紙のDM(ダイレクトメール)
に対して、古いツールだと
思っている訳ではないのですね。
紙の良さがあることに
気づいている。
というか、今の若者は、
良いのもは良いと、
素直に受け止めてくれるようでです。
自分がいよいよ大人になった、お金を使う立場になったと認識するきっかけになった。
スポーツショップからDMを受け取った時、そのショップとの付き合いの長さを初めて実感した。企業から「お得意様」として認めてもらえたことが嬉しくて、また利用したいと思った。
このようなコメントに対し、
以下のような見出しがありました。
若年層にとって、自分宛てのDMを受け取ることは大人になった証
確かにそうだったかも
しれません。
専門学校で、DMの発送を止めるとか、
減らす話を最近耳にすることが
多くなりましたが、
若者には、DM(ダイレクトメール)が
効くと考えた方が良いのではないかと
思うようになりました。
以前と違い、ひと月に何本も
DM(ダイレクトメール)を送る
ようなことはなくなりましたし、
月に1本くらい、コンスタントに
送る方が、ロイヤルティUPにつながり、
行動に変えることが
できるのではないかと思います。
eDMと同様、意識が高まるタイミングで送られてきたDMの存在感は大きい
DM(ダイレクトメール)は
タイミングが本当に重要だと
思います。
毎月、1本、DM(ダイレクトメール)を
送るようなケースだと、
誕生月だけ、バースディーメッセージが
入ったものを送るなどするのが
良いのではないかと思います。
特に若年層の女性はデザイン性の高さや豪華さにときめく
・カラフルな方が目を引く
・ 文字ばかりでなく、イラストがあると嬉しい
・特別な紙質の方が豪華さを感じる
デザインは、コモディティ化
されているので、
これは、好きなブランド等からの
DM(ダイレクトメール)なのでしょう。
デザイン性の高さだけで、
興味を惹くには、不充分で、
プラスアルファが必要だと思います。
紙質や、加工に拘ることができるのも
DM(ダイレクトメール)の良い
ところではありますが、
そこに拘ると、制作コストが
跳ね上がります。
紙も一般紙以外の紙を
なかなか使わせて
もらえなくなったのが今ですね。
やはり、企画とタイミングで
勝負ですね。
この資料、DM(ダイレクトメール)と
eDMの比較が中心になっていますが、
SNSやWEB広告との比較が
あったら良いなと思いました。
比較が難しいかもしれませんが。
スマホネイティブだからこそ、
若者には、DM(ダイレクトメール)!
いかがでしょうか?