画像:Siro Channel
はじめまして。ヂヤンテイシステムサービス営業部のTKです。
本記事では、巷で話題のバーチャルYouTuberをピックアップしてみたいと思います。
今回の記事は「バーチャルYouTuberという言葉は耳にするけど、よく分からない」
という初心者の方へ向けた内容となります。
最近では企業が事業としてバーチャルYouTuberを起用するケースもあり、また
「バーチャルYouTuber/VTuber」という言葉が今年のネット流行語大賞にも
選ばれました。
今後社会的にも更に注目度が高まりそうなコンテンツなので本記事で最近のトレンドをチェックしておきましょう。
YouTuberとして動画配信・投稿を行う、CGキャラクターの事です。他にも「Vtuber」、「バーチャルライバー」等の呼び方もあります。
モーションキャプチャー等の技術によってCGキャラクターが人間のように動き感情を表現できることが特徴です。
どのようなものか、試しに少し動画を見てみましょう。
動画:A.I.Channel
バーチャルYouTuberの活動は、主にYouTube等の動画投稿サイトへ動画を投稿する
ことがメインになります。
またはリアルタイムのライブ動画配信をすることもあります。
その動画内でバーチャルYouTuberが何をするのか、その具体的な内容はキャラクターによって様々ですが、
・コミュニケーション
(チャットやコメントを通してのユーザーとのやりとり、雑談)
・実況や体験(ゲーム実況、スマホアプリの体験、等)
・特技の披露(歌を歌う、イラストを描く、等)
といった内容が一般的です。
2018年12月現在、バーチャルYouTuberの数は6,000を越えていると言われています。
(参考)株式会社ユーザーローカル プレスリリース
その数の推移を見ると、この一年間でバーチャルYouTuberというコンテンツがいかに急成長しているかが分かります。
・2018年3月19日 1,000人
・2018年4月27日 2,000人
・2018年5月28日 3,000人
・2018年7月10日 4,000人
・2018年9月12日 5,000人
・2018年12月19日 6,000人
(参考)株式会社ユーザーローカル プレスリリース
バーチャルYouTuberが登場した初期は、その仕組み(キャラクターのCGモデルを作成したりモーションキャプチャーや録音をするための設備、動画編集等も含めたハードウェア・ソフトウェア)を個人で用するのはなかなか難しかったと思われます。
それが次第に手頃に扱えるサービスやノウハウ等がインターネット上で提供・共有され始め、個人でも配信を始められる環境や通信インフラが整ってきているのではないかと思います。
このように数多く存在するバーチャルYouTuberの中でも、特にファン数が多く
有名なバーチャルYouTuberの一例を紹介します。
Youtubeチャンネル: A.I.Channel
画像:ミライアカリ 公式サイト
Youtubeチャンネル:Mirai Akari Project
画像:Siro Channel
Youtubeチャンネル:Siro Channel
画像: 輝夜 月 Twitter
Youtubeチャンネル:Kaguya Luna Official
※チャンネル登録者数は2018年12月現在
参考:バーチャルYouTuberランキング
バーチャルYouTuberの認知が広まると共に、Youtube以外でのバーチャルYouTuberの活動も見られるようになりました。
AbemaTV 『にじさんじのくじじゅうじ』
画像:にじさんじのくじじゅうじ
AbemaTVというインターネットTVの「ウルトラゲームス」チャンネルにてバーチャルYouTuberのレギュラー放送が2018年10月17日からスタートしました。
バーチャル空間を舞台に複数のバーチャルYouTuberが登場する生放送バラエティー番組です。
「まるわかりノーベル賞2018」(NHK NEWS WEB)
ノーベル賞の特集としてバーチャルYouTuberのキズナアイが物理学等の研究者へインタビューするというユニークな企画です。
「ノーベル賞」と「バーチャルYouTuber」は一見してあまり接点が無さそうに見えますが、キズナアイというキャラクターを介することで、今までノーベル賞にさほど関心が無かった人にも興味を持って貰うきっかけ作りになるのではないでしょうか。
このように、バーチャルYouTuberとコラボレーションをすることで、そのバーチャルYouTuberのファン層へ情報やサービスを訴求できるという効果は今後様々な場面に活用されそうで面白いですね。
最近では企業がオリジナルの公式バーチャルYouTuberをリリースするケースも増えて来たので紹介します。
画像:サントリー公式バーチャルYouTuber 燦鳥ノム特設ページ
Youtubeチャンネル:燦鳥ノム – SUNTORY NOMU –
画像:ロート公式Youtuber 根羽清ココロ | ロート製薬株式会社
Youtubeチャンネル:Cocoro Ch by ロート製薬
Youtubeチャンネル:Hoshina Com Channel
こうしたバーチャルYouTuberの活動により生まれたファンが、提供元の企業自体や
その企業が提供する商品・サービスに興味を持ち始めるという流れは充分に考えられます。
また企業としてもそのようなマーケティング効果を期待してバーチャルYouTuberをリリースしている部分もあるのではないかと想像できます。
そのように考えると、今後バーチャルYouTuberがまさに企業の顔として、広報・販促・マーケティングと幅広い分野で活躍する社会が訪れる可能性も考えられます。
これからバーチャルYouTuberの持つ役割がどのように変化するのか、楽しみですね。
YouTuberという生身の人間ではない、バーチャルYouTuberというキャラクターで
情報を発信するメリットは何か?
そのような素朴な疑問を持たれる方もいらっしゃると思いますので、最後に
バーチャルYouTuberというコンテンツが持つ魅力について少し探ってみようと思います。
バーチャルな存在であることによって、リアルではできないことができようになる、それがバーチャルYouTuberとして活動するメリットと言えるでしょう。
具体的には、自身の容姿(キャラクターの見た目)を自由に変えられるのは
バーチャル世界の特徴と言えます。
例えば今流行りの可愛らしいビジュアルのキャラクターであれば、視聴者としては
それだけでコンテンツに接する理由になりますし、Twitter等のSNSでシェアしたくなります。
それによりバーチャルYouTuberが自動的に、かつ連鎖的にファンを獲得する、ということもあるでしょう。
このように、まずはビジュアルというキャッチーな情報でユーザーとの
コミュニケーションをはかれる、というのが発信者側としてのメリットの一つではないかと思います。
バーチャルYouTuberがそれぞれの個性や目的に応じたビジュアルで動画や情報を発信することにより、そこに共感するファンが生まれ、交流を通じて相互コミュニケーションが深まり、自分だけのコミュニティを形成する。
このような高度なレベルのコミュニケーションを、発信者側のリアルな容姿や性別、年齢等のアイデンティティに依存せず、キャラクターというフィルターを通して自由に生み出すことができる、視聴者としてカジュアルに楽しめる。
それがバーチャルYouTuberというコンテンツが持つ魅力の一つだと思います。
いかがでしたでしょうか。本記事で少しでもバーチャルyoutuberについて詳しくなっていただけたなら幸いです。
もし本記事で興味が湧いたという方は、今のトレンドのバーチャルYouTuberをチェックしてみたり、自分でバーチャルYouTuberを始めてみたり、まだまだ広がるバーチャルの世界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。