2018.11.15 ヂヤンテイ君

企業がSNSをマーケティングに活用するのなら

 

 

印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。

 

一昨日、記事の中で
触れたこのことについて、
今日は考えてみたいと思います。

 

単にSNSを活用する、
SNSを使って情報発信する
と言われても、継続しなければ、効果がでませんし、
有効な手段であるのか、
そんな確信がもてない時もあります。

 

 

企業が、SNSをマーケティングに
活用するというのは、
どういうことなのか?

 

そんな話です。

 

ある専門学校のSNSアカウントの
運用を長らく担当したことがあったので、

 

高校生のSNSアカウントに
触れている時期がありました。

 

一般的な高校生のSNSアカウントは、
フォロー 30  フォロワー 30
こんな感じです。

 

投稿を非公開にしているアカウントも
多く、友達や趣味のつながり等で
アカウントを使い分けている例もよく
目にしました。

 

SNSは双方向のインタラクティブな
メディアなので、このように、
つながりの中で、やり取りをするというのが、
本来の使い方なのだと思います。

 

フォロワー数を増やしたいと
考えているようには、
とても思えませんでした。

 

そこに企業がキャンペーンに
参加するためには、
企業の公式アカウントをフォローする
必要があると伝えてきたらどうなるか?

 

仮に参加する意思があれば、
懸賞用、参加のためのアカウントを
別に作り参加することになるでしょう。

 

しかし、そのアカウントは
必要に応じてしか利用しないアカウント
となるので、

 

企業がいくら投稿しても、
目にしてもうらことがほとんどできない
アカウントに対して
投稿していることになります。

 

極端な例として、
高校生が対象である場合を考えたのですが、

 

専門学校や大学は、高校生が対象なので、
この可能性を考えてみる必要がある
と思います。

 

そういう意味では、LINEは電話番号と
紐づけされているので、
別アカウントの可能性はありませんが、

 

企業アカウントと、個人アカウントの間は、
一方通行のものが多くなりがちです。

 

大手企業の、またはその商品や
サービスの公式アカウントの場合、

 

フォロー 50  フォロワー 300,000
なんていうのもあります。

 

私がなじみのある専門学校でも
フォロー 60  フォロワー 2,500

 

圧倒的にフォロワーの方が多いので、
インタラクティブな活用は
難しくなり、
一方的な情報発信になりがちです。

 

SNSを始めると、どうしても
フォロワーの数を集めることに
注力してしまうからですが、

 

一般の人がインタラクティブなやり取りを
している中で、企業は一方的な
メッセージを送っているという構図ができます。

 

東急ハンズのTwitterアカウントは、
リプライしてくれるアカウントで有名です。

 

リフォローも多く、複数の担当者が
つきっきりでSNSを運用している
ようなのですが、

 

中小企業の場合、そこまでの労力は
かけられないと思います。

 

そうすると、一方的な情報発信をしても
せっかく集めたアカウントの10分の1
くらいのアカウントにしか、

 

情報が届かないというようなことに
なりかねません。

 

Twitterであれば、アクティビティを
見れば明らかですが、

 

「いいね」してもらったり、リツィート
してもらわない限り、情報は拡散して
いきません。

 

SNSを運用しているのなら、
暖簾に腕押しよりも、

 

情報が拡散していくのが醍醐味であって、
マーケティング活動と呼べるものに
なるのだと思います。

 

東急ハンズのように、専門の担当者が
つけられないのであれば、
やはり、キャンペーンを開催して、
拡散させていくのが良いと思います。

 

キャンペーンの方法については、
一昨日の記事で書かせてもらいました。

 

ハッシュタグを使ったキャンペーン方法

 

ハッシュタグを使わずとも、
フォロー&リツィートの
キャンペーンでも良いと思うのですが、

 

最初に書かせてもらったように、
若者が対象であれば、
懸賞用、参加のためのアカウントが
反応するだけなので、

 

ハッシュタグを使った
キャンペーンにした方が、
今の時代に合った、
マーケティング手法になると思います。

 

もう1つ「UGC」という考え方が
あるでのですが、

 

「UGC」の考え方の照らし合わせても
ハッシュタグを活用する方が
おすすめです。

 

フォロワーを集めて、ただ、
一方的な情報発信のためだけに、
運用しているSNSアカウントを
もっと有効活用ができます。

 

消費者は企業からの情報より、
SNSの中の情報を嗅ぎ分け信用する
時代になってきました。

 

企業にとっては、
SNSの活用がこれまで以上に
重要になってきたと私は考えます。

 

普段の情報発信、関係性の構築
活動があった上で、
キャンペーンを展開すると
効果があると思います。

 

その上でも、「UGC」が重要な
キーワードになっていることが
分かりました。

 

「UGC」については、
また書かせてもらいます。