※本記事は2018年11月14日に初回投稿した記事を再投稿しています。
印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスです。
ワードやエクセルで作成したデータを
冊子にしたいことってありませんか。
考えていたぺージ構成と、
仕上がった冊子が想像と違っていたなんて経験をした方も
いるかもしれません。
弊社では、
共通の認識で話ができると理解が早くなるため、
業界用語も少し交えて説明させていただいた上で、
間違いが起こらないようにするためのページ構成の確認をしています。
それが【台割表】です。
これを使えば、
冊子印刷を依頼する際に、スムーズに、間違いなく依頼でき、、
無駄な時間もなくなり、間違った冊子が出来上がることを防止できます。
冊子の基本構成
表紙 + 本文
冊子印刷には【表紙】と【本文】が必要となります。
また、紙は表裏があるので冊子のページ数は必ず偶数ページになります。
表紙は、印刷するしないにかかわらず必ず4ページになります。
★表紙
表紙
表紙の裏
裏表紙の裏のページ(最後の1ページ前)
裏表紙(最後のページ)
これで4ページです。
業界では、
表紙 表1
表紙の裏 表2
裏表紙の裏 表3
裏表紙 表4
この関係について、このページに分かり易いイラストがありました
これを理解していると、
「表2は印刷しますか?白ページですか?」
という確認だけで、表紙の裏の印刷の有無が確認できます。
表紙だけ紙を変えたりするシーンでも、
表紙と本文とでページ数も分けて考えておくと、
冊子の構成を想像する際に楽になります。
★本文
表紙を開いた時に、表2ページとその対向から始まるのが本文となります。
本文の最初が「1」ページのこともあれば、
表2に1ページをいれると「2」ページだったり、
表紙を1ぺーじとして「3」ページだったりします。
そうなるとページ構成の確認をすることが
かなり重要となります。
ページ番号(ノンブル)のつけ方が任意である上に、お客様も、冊子になった時の、
左右ページの関係を意識しないでデータを作られていることもあるのです。
こういう時に便利なのが「台割表」です。
台割表は、冊子のページ構成を俯瞰できる一覧表です。
台割表ができていれば、それだけで印刷工場、製本工場まで認識が統一できます。
冊子印刷の設計図、共通言語のようなものです。
台割表の表記には特に決まりがある訳でもなく、
表紙と、本文ページの違いを意識して、Excel等を使い、
ページを順番に記載して表にすれば良いだけです。
このページは、目次、
このページは、概要ページ、
このページは、印刷のない白ページ
などです。
そこにページ番号(ノンブル)がどう対応しているのかを
記載しておけば、充分です。
ちなみに、これが弊社が使っている台割表です。
ページ番号(ノンブル)が付いていれば、特に内容を記載する必要もなく、
扉のページや、ミシン目が入るページなど、ポイントになるページが
しっかり記載されていれば問題ありません。
ページ数が多い冊子になればなるほど、この台割表を作っておくと安心です。
お客様から台割表をいただかなくても、
印刷会社では、印刷前に必ずこの台割表を作りますので、
ページ構成の連絡に不安があれば、台割表を確認させてもらいましょう。
お客様ご自身で作られたデータで冊子印刷を依頼する場合、
冊子になった時の状態が頭に描かれていれば、ミスもなくなります。
間違ったものが納品されてしまったということにならないよう、
台割表の活用をお勧めいたします。