印刷・WEB・ITで
お客様の「伝えたい」をデザインする会社
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。
昨日、デザイン領域に進出するAIのことが
気になり、この記事を書きました。
AI(人工知能)によるロゴデザイン「Logojoy」を試してみました!
昨日は、AIがロゴデザインをしてくれる
Logojoyの感想を簡単に書いたのですが、
こんなに簡単にデザインができてしまうことが
ショックで、様々なことを考えてしまいました。
スタートアップの企業やサービスの
ロゴタイプやロゴマークは、
Logojoyデザインで充分です。
企業が成長し、CI等を検討していく時期に
なったら、しっかりオリジナルのロゴを
制作すればいい。
圧倒的に速いし、安い。
クォリティーも担保されている。
予算がないというお客様には、
今後はこのサービスを紹介してしまうかも、
そんなことも考えてしまうと、
デザインの仕事の今後のことまで、
頭の中を巡るようになり、
クリエイティブ分野のAIといえば、
Adobe Senseiだなと思い出し、
本日は日曜日ということもあり、
今始まっていることを知るために、
たくさんの記事を読みました。
視覚的にも確認したかったので、
動画も視聴してみました。
Adobe Senseiとは、Adobeの
人工知能のプラットフォームの総称。
日本語の「先生」が使われたことで、
話題になりました。
常に学び続ける「師」であることに
由来しているそうです。
当社の制作チームが利用している
AdobeのPhotoshopやIllustrator
といった製品にこのシステムが
既に使われています。
当社の朝礼でもAdobe Senseiが
話題になったことがあるので、
活用状況を今週確認してみようと思います。
Adobe Senseiが実際どんなものなのかを
知るためには、動画が手っ取り早いと考え、
YouTubeでAdobeCreativeStation
チャンネルをあたりました。
その中から示唆に富む動画ありましたので、
紹介します。
【CC道場 #221】エバンジェリストに聞け!境祐司「 Adobe Sensei って何? PhotoshopのAI機能を使いこなそう!」- アドビ公式
Photoshopに搭載されているAI機能が
中心に紹介されています。
実際の機能は、ここで文字で紹介するより
動画を参照してもらう方が良いのですが、
我々も長らくお世話になっている
Adobe製品とAIの関係から歴史まで
振り返ることができ、
とても勉強になりました。
AIの研究は1956年から始まっている
ということを知り驚きました。
Adobeが2013年からパッケージ販売を止め、
Creative Cloudにした1つの
理由もわかりました。
Adobeではプロの仕事がビッグデータとして
蓄積できるのです。
こんなに強いものないですね。
この動画を見ながら強く感じたことは、
デザイン業界の新たな革命が
始まっているということ。
私がこの会社に入社した1990年初頭、
初めて、デザイン業務の現場に触れたのですが、
当時のグラフィックデザイナーはまだ
手作業でした。
組版専用のパソコンでベースの版下を
作った上に、デザイナーが切って貼って
版下をつくり、製版会社に指示をだすという流れ。
半手作業だったのですが、すぐにMacに
切り替わりました。
デザインの学校を卒業した新人デザイナーが
当たり前のようにMacを操っていたことが、
当社のMac切り替えのスタートとなったのです。
組版の仕事としては、もっと前から当社では
DTP業務をしていたのですが、
デザインも含めて完全にDTPとなり、
手作業がなくなったのはその時でした。
DTPが大きな大変革だったのです。
DTPということであれば、1980年代に
始まった革命だったことになります。
その後、1990年代後半から始まった
インターネット革命。
AIもこれと並ぶ、革命だと思います。
昨日から本日にかけて集めた情報からすると、
AIにデザイン業務が完全に奪われることは
ないと思います。
人間の創造的な作業を奪うことはないと、
この動画の中でも話がありました。
デザイン業務のうち、AIに任せることが
できるものを任せ、人間にしかできない
ことをやる時代になる。
仕事がより高度となり、高度な競争が
始まるのだと思います。
昨日みたLogojoyのように、
あれくらいのものであれば、
プロの手を借りずに、誰でも享受できる
時代になったのです。
プロはAIでは創ることができない、
深い思想を背景にしたデザイン業務を
求められることになるのだと思います。
クリエイティブ業務に専念できると
いえば聞こえはいいですが、
厳しい時代がやってくるとも言えます。
ここ数年、AIの話題を見ない日はない
というくらいにAIが取り上げられています。
我々もAIを意識しなければならない
ことが明確になりました。
より良い未来のためのAIであってほしい
と願いつつ、対策しなければです。