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お客様の「伝えたい」をデザインする会社
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。
本日は、
先月書いたこの記事と、
連動した話となります。
現代の若者は、SNSの中で、
「情報引き寄せ」行動をしている
その方法の1つとして、
#ハッシュタグをつけて
関心のある情報を集めている
そんな記事を紹介したのですが、
この行動を、もっと端的にした、
「#タグる」という表現があることを
知りました。
「#タグる」というのは、
そのまま、ずばり、#タグの意味と、
情報をたぐり寄せる
という意味の2つのニュアンスが
含まれているそうです。
この前提として、SNSはもはや
「情報と出会う場所」になっていること。
情報の探し方が検索サイトから、
SNSへシフトしていること。
これられのことが、
調査結果から明らかに
なっているようなのです。
私もTwiiterの個人アカウントは、
情報収集用になっているので、
この感覚はよく分かります。
若者からすれば、
自分の趣味や興味がある情報との
出会いを求めて「#タグる」のだと思います。
私はうかつにも、
気づいていなかったのですが、
テレビCMでも、既にハッシュタグ
「#〇〇〇〇〇〇」が利用されている
のですね。
CMの最後に検索窓にキーワードがあり、
検索ボタンをポチという、
検索を促し、専用ページに
誘導してもらう手法から、
#ハッシュタグ表示に
シフトしているようなのです。
「#〇〇〇〇〇〇」を見るだけで、
SNSだと分かるので、
確かに、こちらの方がスマートかもしれません。
それにしても、詳しい情報がある
専用サイトに誘導するのと、
「#タグる」を喚起するのとでは
準備するものも、意味合いも違います。
それでも、ユーザーが
「ググる」から「#タグる」に
シフトしていることを知っているからこそ、
#ハッシュタグ表示に切り替えている
のだと思います。
では、どうして
「ググる」ことから「#タグる」に
シフトが始まっているのか。
1つは情報の信頼性だといいます。
我々からすると、SNS上の情報よりも、
まとまった記事になっている
より客観的な情報の方に
信頼性を感じるのですが、
SNSで「#タグる」人にとっては、
友人や知人が発する情報を最も
信頼するというのです。
そう言われてみれば、
私も、評価を知りたいときは、
Twitterで検索します。
若者にとっては、それが
インスタグラムであり、
SNSの中でも、インスタグラムは、
「意識が高いSNS」と認識されて
いるようなのですね。
インスタは画像投稿するSNSのため、
「見られている」意識が強い。
投稿する側が、情報のクオリティ
精査しているといいます。
そのため、信頼できる情報がある
SNSだと認識されている
ようなのです。
今は、#ハッシュタグというと、
Twitterよりもインスタの話が
たくさんでてくるのも、
このためでしょう。
次に、リアルタイム性です。
「ググる」ことで検索された情報は、
最新の情報ではないこともあります。
しかし、SNSであれば常に更新された
情報を入手できます。
私も「ググる」ことで期待ができない
場合は、先にTwitterで検索することがあります。
それを今の若者は、
インスタグラムでやっているのでしょう。
さらに、スクリーンのサイズ最適性。
若者は圧倒的にスマホが、
ネットの入り口なので、
スクロールし続けなければ
ならない情報より、
スマホサイズに最適化された
情報の方が受入れやすい。
今でもスマホ対応していない
WEBページがありますが、
私でさえ、スマホでそういうページは
見なくなりました。
これも不覚にも知らなかったのですが、
インスタでは、現在、
#ハッシュタグをフォローする機能
がついているようなのです。
フォローといえば、他のアカウントに
対して行うものでしたが、
#ハッシュタグをフォローすることで、
テーマごとの情報も
自分のタイムラインに入ってくる
ということになります。
こうなると本当に、情報引き寄せであり、
情報のたぐり寄せですね。
そこまで#ハッシュタグが利用されるのは、
企業からの一方的な情報よりも、
友だちが投稿した内容の方が、
行動に与える影響力が高いから。
これは電通の調査結果のようです。
それはそうだろうなと思います。
何か知りたい情報があれば、
友人でも親戚でも、その内容に
詳しい人がいれば、その人から聞く
情報を一番信用します。
テレビCMが#ハッシュタグを表示する
ようになったのが、
これで分かったような気がします。
先月の記事を書いた時は、
情報収集に#ハッシュタグが利用されている
といっても、一部の現象だろうとも
感じていたのですが、
「ググる」から「#タグる」へは、
もう若者の間で、当たり前なのでは
ないかと思えてきました。
そうであれば、この層にアプローチ
する場合、#ハッシュタグが
重要なキーワードになってきます。
既に私の頭の中では、
#ハッシュタグを利用した専門学校の
ダイレクトメールの
アイディアが浮かんできました。
先月の記事では、
情報として選択される前に、
情報が引き寄せられていないと
商品が選ばれない時代に来ている。
と書きましたが、今回であれば、
#タグられないと
信頼されない時代が来ている。
となるでしょうか。
情報の本質が求められる
時代になってきた
ということであり、
私は、健全になってきたのでは
ないかと感じています。
「#タグる」に関して、社会学の見地から
言及されている天野 彬さんの記事が
とても勉強になりました。
また、私に「#タグる」という言葉の
存在を教えてくれたのが、
菅本 裕子(ゆうこす)さんです。
元アイドルのようです。
インスタユーザーの若い女性の
気持ちがよく分かりました。
共感について、調べていたら、
「 #タグる 」の情報になっていきました。
「 #タグる 」という行動は、
共感したいという気持ちが
突き動かしているのだと思います!