こんにちは!ヂヤンテイシステムのミヅキです。
印刷会社はもちろん、昔から写真とは深―いお付き合いをしてきましたが、
デジタルカメラが普及して、誰でもいつでも気軽に写真を楽しめる時代になりました。
ケータイのカメラなど、持っていることも意識しないほど生活の中に浸透していますよね。
腕に覚えあり!のアマチュアカメラマンにとっても、一昔前よりも、一眼レフやコンパクトカメラを活躍させられる機会がずっと多くなったのではないでしょうか。
現像代を気にせず、ときにはデジタルカメラならではの機能も活用し、どんな時でも被写体を思うままに撮ることができます。
そんな日々撮りためたデジタル写真、すてきな冊子にしてみませんか?
デジタル写真が発展している今だからこそ、デジアナ手作りアルバムをご提案します。
デジタルデータの便利さもアナログ冊子の風合いも、良いとこ両取りしちゃいましょう!
今回私のアルバム作りは、先日ご紹介したフォトウェディングが始まりでした。スタジオの既製品は、いかにもブライダルの記念品といった趣です。その「らしさ」は良さでもありますが、やや物々しくもあり、値段も張ります。
思い出になる素敵な写真を撮ってもらったからこそ、アルバムはもっとカジュアルに楽しみたいなあ…。
それなら、自分でアルバムを作ってしまえばいいじゃないか!と思ったのがきっかけです。
私はもともとそういう作業が好きな方ではありますが、特別器用でもないし、結構めんどくさがりなところもあります。そんな私でも、デジアナアルバムなら楽ちん!
デジタルだけで編集するより簡単に、歴史を重ねたアナロググッズを利用して、きれいな冊子を作ることができました。
パソコンやタブレットなどに入っている「アルバム」ツールは、物体としてのアルバム以上に、現代の私たちにとって身近な存在だと思います。私も日常的にいくつかアプリを使っています。
しかし、画面で簡単に見られるデジタル写真だからこそ、ときにはプリントしてみるとユニークで一層楽しいアイテムになるかもしれません。プリントした写真もモノなのに、パソコンやタブレットというモノから離れたそれは、より純粋な思い出に繋がっていくかのようです。
当然ながら、プリントした写真はモニタ上のものと違い、画面の発光に影響されません。できあがりの構図や明暗がしっかり確認できるので、写真を客観的に見る目が養われ、撮影の腕が上がるという利点もありますよ。
デジタルよりもアナログが、というより、デジタルメディアは発展途上。
むしろあまりに進化が速いので意識しないようなものですが、デジタルブックはまだまだこれから発展するところです。文字だけであれば格別、画像の多い物の手作りの場合(今のところはまだ)デジタルだけで完結することが難しいのではないでしょうか。
デジタル写真のプリントに、アナログメディアの積み重ねてきた歴史を融合させたなら、文句なしに自分だけのスペシャルな一冊ができあがります。
文具店、ホームセンタなどの文具コーナーでも、アルバム台紙は、色も、厚みも、ページ数も、手触りも、リーズナブルな価格でよりどりみどりです。
デジタル写真を引きたて、輝かせる背景は、このアナログの宝の山から見つけてしまえばいいのです。
材料がそろったら、アイディア次第で(願望のままに!?)好みのアルバムを作るだけ!
家庭用プリンタもひところよりも随分カンタンに、綺麗に印刷できるようになりましたが、今回は、外注(特にインターネット通販)での印画紙プリントのメリットをお伝えします。
安価に・綺麗に・迅速に・保存性の高い写真をプリントすることができますよ。
通常Lサイズなら1枚10円以下からのスタートで、品質やお店によって最高値で40円くらい。数百円で大きく引き伸ばすこともできます。
プリンターのランニングコスト(用紙やインクの費用、試し刷り含)を考えると、自分で印刷するよりもずっと安い程です。
そんなに安いのに、綺麗で保存性の高い写真が仕上がります。なんといっても、このような通販で使われている「印画紙プリント」とインクジェットプリントとの間には、ちょっと超えられない壁があるのです。
印画紙プリントというのは簡単に言うと、表面に薬品が塗ってある用紙に光をあて、その薬品を感応させることで写真の絵を出すものです。紙の上にインクの点を載せていくインクジェットプリンタとは本来的に仕組みが異なり、被写体の色の再現性が高く、耐久性にも優れています。
質も価格も良いとすれば、あと気になるのは納期ですが、一般的な通販サイトであれば、長くとも発注から1週間あれば手元に届くと考えていいでしょう。自宅で印刷するなら最短0日ですが、手間暇を考えると、自分の時間の方が高くつくことにもなるかも…。
とても急いでいるとき、あるいはネットの通販に抵抗がある場合など「カメラのキタムラ」などの実店舗で外注することもできますよ。
ぱそこん鳥のブログhttp://vogel.at.webry.info/201309/article_3.html
「デジカメ写真のネットプリントサービス12種類の写真×10社=120枚の写真で比較しました」プリント通販各社に同データで発注し、公平に詳しくレビューされています。最安価格帯ではなく高品質寄りでの比較。
ネットプリントジャパンhttps://netprint.co.jp/
上記比較サイトを参考にして、私は今回「ネットプリントジャパン」を利用しました。アプリ等ダウンロード不要で、ブラウザ上で発注できます。
午前中の注文で配達方法はメール便速達を指定したところ(たまたま年末にかかってしまったのですが、そんな時期でさえも)中2日で迅速に納品。簡易すぎず過剰でもなく、安心感のあるパッケージで届きました。
アルバムを作るとき、頁ごとのレイアウトの悩みにもつながりますが、注文時に「どれを印刷しよう?」と迷うかもしれません。
もちろんケースバイケースですが、移っている物や様子が異なるものを、色々とりまぜると面白いアルバムが作れます。動物、静物、風景、ポートレイト、カメラ目線のもの、そうでないもの…。フォトウェディングのときは、プロのカメラマンがいろんな構図・対象を撮ってくれるので、どの写真を貼ったページも変化があって楽しいものになりました。
次に写真を撮るときには、逆に、プリント後のイメージからアイディアが湧いてくるかもしれません。むしろどんなときも「こういう風に残る」という意識が、撮影中の動作をより洗練させるのかもしれませんね。
私は今回「アルバム」ではなく「スクラップブック」として売られている台紙を使いました。自由度を高くしたいときは写真専用ではない台紙もおすすめです。
ページ数が多ければ多いほど単純に作業時間は増えるので、自分にとってちょうどよいボリュームから選択肢を絞ってみるのもいいかもしれません。
セロハンを重ねるオーソドックスなタイプは、定番であるだけの良さがあります。空気を抜いて綺麗に貼るのはちょっとだけコツがいりますが、写真が空気に触れないので、質を維持する点では抜群です。
もっと簡単にできるのは、ポケットタイプのものですね。写真屋さんに現像を出していた時代、現像した写真と一緒によくおまけでもらった簡易アルバムがあったかと思いますが、原理的には同じです。
近ごろのものは、とってもオシャレ!表紙の色、模様、素材もさまざまで、縦向きの写真が入れやすいように、ポケットの並びが工夫されているものなどもあります。
また、どのタイプのものも、携帯やスマホで撮った写真を入れるように特化したものが沢山売られています。コンパクトで、それ自体とても可愛らしいので、選ぶのがますます楽しくなりそうです。
個人的に楽しむだけですから、好いものを模倣しましょう。
たとえば雑誌、書籍の装丁、ホームページ…。
どんなに同じ様にしようと思っても同じにならないのが、個性の面白さを感じるというか、プロの凄さを感じるところかもしれません。
その前に、いくつか一般的な配色のポイントだけ先にチェックしちゃいましょう。
学校で美術の時間になんとなく習ったくらいの内容でも、おさらいしてみると案外役に立ちます。カラーサークルを確認してみると、同系色とそのイメージがわかりやすくなります。
カラーサークルにも様々ありますが、上記の画像は、赤・黄・青の三原色をもとに、それぞれを混ぜ合わせ、近い色同士をぐるりと丸く並べたものです。向かって右側が暖色、左側が寒色と呼ばれる色ですね。
暖色は太陽や炎の燃える色、明るく活発なイメージです。寒色と比べて、手前に押しだしてくる感じがします。寒色は空や海の色、清々しくクールなイメージです。暖色と比べて、奥行きのある感じがします。
写真に写っているもののイメージ、同じ頁に貼る写真の組み合わせ、台紙の色もあわせて
あまりいろんな色を入れ過ぎないで、近い色同士を組み合わせて構成するとまとまり易くなります。もし迷ったときは、参考にしてみてください。
ちなみに、カラーサークルの真向かいの色同士は補色と呼ばれます。一番遠い色ということですが、うまく組み合わせれば、くっきり浮かび上がるインパクトのあるページが作れるかもしれません!
定番中の定番ですが、シールでデコレーションするとパッと華やぎます。
額縁や吹き出しなど、まさに写真用のシールもたくさん売られています。よりどりみどりで、手頃なお値段です。アルバム同様に、それ自体、童心に帰って楽しめそうな彩りです。
ちょっと変わったところでは、転写タイプのシールもあります。
透明なフィルムの裏側にプリントされているシールを、付属の木ベラ(アイスの棒みたいな見た目です)でこすり、ベースの素材の上に貼りつけるもの。これを使うと刻印のような風合いが出て、ぐっとクラシカルな雰囲気になります。結婚写真のアルバムなどには特におすすめのアイデア文具です。
好きな素材を、好きな場所・好きな角度に、自由自在にくっつけられるのはデジアナならでは!一気に作業する必要もありません。鑑賞しながら、ちょっとした時間に、バージョンアップを重ねていくのもオツなものです。
出来あがったアルバムは、当たり前ですが、電源も充電もなしで持ち歩けます。
精密機器と違って落っことしたって大丈夫!(でも程々に優しくしてくださいね!)
アルバムを人に見せるのは少し恥ずかしいけれど、カラオケみたいなものです。
その場のノリで一緒に楽しめば、気軽に新しい世界へ行けちゃうかも!?
家族や友達は、あなたやあなたの大切な人やものが写っているアルバムを見て、あなたが思っている以上に、きっと喜んでくれるでしょう。
もちろん、自分だけでこっそり見るのもすてきです。
今しか撮れない、残せない写真は、未来の自分へのメッセージですから。
写真を撮った後、ふと思い出を振り返るとき、この記事を思い出してもらえれば幸いです。
コミュニケーションツールの一つとして、デジアナアルバムおすすめです!