印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスです。
新規で封筒の制作からの依頼があった場合に、
必ず確認することが、郵便番号枠は必要ですか?ということです。
封筒を使って、DMを送る場合、
宛名ラベルシールがあるので、郵便番号枠が不要になります。
宛名ラベルシールの中に、郵便番号が印字されていれば、発送ができるからです。
DMではなくても、請求書等を送る場合に、
宛先の情報が印字できるシステムがあれば、郵便番号枠は不要です。
窓付きの封筒は、封入する書類に宛名の情報があるため、
窓付き封筒を依頼されるお客様は、郵便番号枠がないものを選ぶことがあります。
郵便番号は、郵便番号枠に書いたり、印字する必要はありません。
宛名ラベルシールに郵便番号があり、郵便番号枠がない郵便物は、
いくらでも、出回っていると思います。
郵便局では、集荷した郵便物を機械にかけ、郵便番号を読み取ります。
読み取る機械はかなり精度が高いようで、郵便番号枠にある
郵便番号でも、宛名ラベルシールや、郵便番号枠とは
違う位置に印字された郵便番号でも読みとることができるようです。
また、印字する際に、郵便マークも不要だということです。
〒123-4567
↓
123-4567
「〒」マークがついていると、読み取りの精度が若干落ちてしまうようです。
郵便番号がない封筒に、手書きで、郵便番号を書くだけでも良いことになりますが、
手書きよりも、フォントの方が、機械は認識しやすいでしょうから、
もっとも親切なのは、郵便マークなしで、
7ケタの数字を印字してあげることになります。
しかし、最初に書きましたように、郵便番号枠を希望されるお客様もいるため、
封筒の制作の仕事があると、郵便番号枠は必要ですか?と、
確認することになります。
郵便番号枠の中に郵便番号がなくても良いのですが、
手書きで宛名を書く場合、
郵便番号枠の中にしっかりと
郵便番号を書いたがほうが落ち着きます。
また、速達など、郵便で発送してもらいたい場合に、あえて郵便番号枠を
入れておくことがあります。
郵便番号枠が印刷されていれば、郵便局から発送することが明らかになるからです。
長3や長4封筒には、最初から郵便番号枠が印刷されている封筒があります。
角2や角3封筒の場合は、郵便番号枠が印刷されている封筒はないため、
郵便番号枠が必要な場合、封筒に記載する情報と一緒に、
郵便番号枠が入った版を作る必要があります。
郵便番号枠のサイズや罫線の太さには決まりがありますので、
ご自身で制作される場合は、郵便局の以下のページを参考に制作をしてください。
https://www.post.japanpost.jp/zipcode/zipmanual/p05.html
色の指示も書いてあります。
郵便番号記入枠およびハイフンの色は、
朱色又は金赤色とします。
会社名ロゴタイプや住所など、不当に印刷する他の情報は、
ブルーのインクを使いたいのに、郵便番号枠を朱色又は金赤色にすることによって、
1色印刷より印刷費が高い、2色印刷になってしまいます。
このような場合は、郵便番号枠も他と同じ色にして、1色で印刷ができます。
先ほどの、郵便局のページの情報は、あくまでも郵便局の推薦様式であり、
郵便番号枠の大きさも、それほど厳密でなくても良いのが現実です。
それは、先ほど説明させていただいたように、機械が、どんな状態であっても、
郵便番号を認識してくれるからです。
3桁 ハイフン 4桁の数字を郵便番号と認識する機械のようなので、
手書きにしろ、印字にしろ、郵便番号にはハイフンを入れるようにしてください。
新規で封筒を制作する際に、参考になれば幸いです。