印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。
本日も、
マーケティングの歴史の続きとなります。
現在、マーケティング3.0の中でも
2000年代に登場したマーケティングの
概念を取り上げているところです。
まずは、
「ストーリーマーケティング」です。
ここのところ取り上げた、
2000年代に登場したマーケティングの
概念は以下です。
社会的責任マーケティング
ソーシャルメディアマーケティング
オーセンティシティマーケティング
共創マーケティング
これらに共通していえるのは、
「価値観の共有」だと思います。
価値主導のマーケティング3.0
ならではと言えますし、
本日のストーリーマーケティングも、
根底は同じだと思います。
今の時代だと、Instagramのストーリー
を連想してしまいそうですが、
ストーリーマーケティングの
ストーリーは物語のことで、
ブランドも、社会的責任も、
オーセンティシティも、
ストーリーとともに提供することで、
記憶に残り、感情に訴えることができる。
確かにこの時代、企業のストーリーを
制作する企業がありました。
今でもあると思うのですが。
また、ストーリーをシェアするSNSが
あったことを覚えています。
名前がでてきませんが。
漫画を使って、商品やサービスの
紹介をすることも増えたと思います。
ブランドの販売促進として
縦型ドラマを使ったものが昨年ありました。
こちらは動画。
これも、ストーリーマーケティング
ですね。
しかし、商品、サービスを
ストーリーを使って
分かやすく、記憶に残るように
情報を提供することだけが、
ストーリーマーケティングでは
ないと思います。
企業自体や、商品、サービスに
込めた思いを提供すること。
これが基本だと思います。
企業が歩んできた過去、
代表が歩んできた人生あるから、
商品、サービスは開発されるのであり、
その背景にあるものを
しっかり知ってもらおうとすること。
それが、既にストーリーなのだと
思います。
SNSが発達した時代、
共感を呼ぶストーリーを提供できるか
どうかで、大きな差がでると思います。
次に、「ESP」です。
これも、ストーリーマーケティングと
関係の深いワードになると思います。
以前、このシリーズの中で、
USPを紹介ました。
マーケティング1.0の時代なので、
かなり前のように感じます。
USP=Unique Selling Proposition
「自社だけが持つ独自の強み」
という意味でした。
そして、今回のESPです。
ESP=Emotional Selling Proposition
「感情に訴えかけるポイント」
商品やサービスの購入後に得られる
感情に訴えかけること。
テレビCMなどは、思い当たるものが
あると思います。
しかし、このESP、1960年代から
あったという資料がありました。
価値の共有という面から、
2000年代に再度、注目を浴びたの
かもしれません。
1980年代に、企業を売りにする
OSP(Organizational Selling Proposition)
1990年代に、ブランドを売りにする
BSP(Brand Selling Proposition)
というのもあったようです。
USPは、現代でも紹介される
訴求ポイントの考え方です。
マーケティングコンセプトを表現する
キャッチコピーやメッセージを
考える時に、
USPやESPなどの考え方がある
ことを知っていれば、
考えがまとまるかもしれません。
ストーリーマーケティングとESP
本日の2つは、価値の訴求を
テーマにしたものでした。
やっと残りが少なりました。
次回で、マーケティング3.0の時代に
が終わる予定です。
それでは、また続きを書かせて
いただきます。