2019.2.27 mr. unknown

気になるCDやレコード、フライヤーなどのアートワーク(デザイン)と印刷・加工について vol. 2

 

 

こんにちは、制作部の某Aです。

 

第2回目は
フライヤー(Flier)について書きます。

 

といってもデザイン云々について書くのではなく
オススメの書籍を二冊取り上げます。

 

 

 

フライヤーとは

 

音楽の世界に限って説明しますと、
例えばライブ予定だったり、
新譜音源のインフォメーションが記されている、
いわゆる【宣伝チラシ】を、
いつの頃からかフライヤーと呼ぶようになっています。

 

 

終演後のライブハウスの前を通ったりすると
ライブハウス内から出てくる人に
慌ただしくチラシを配布している光景を見かけたことがあるとおもいます。

あのチラシがいわゆるフライヤーです。

 

 

 

海外のフライヤー事情

 

当然、海外の音楽シーンにもフライヤーを使っての告知文化はありまして、
さらに言うと、アメリカではひと昔前のフライヤーが書籍にまとめられ
出版までされています。

それが今回取り上げたい書籍二冊です。

 

 

まずはこちら。

 

 

Fucked Up + Photocopied
Instant Art of the Punk Rock Movement

 

 

19771985の間のパンク/ハードコアバンドの
フライヤー等を集めた作品集です。

バンドごとにたくさんのフライヤーが掲載されており
そのヴォリュームに圧倒されること間違い無し、な素晴らしい一冊です。

 

 

 

 

 

次いでこちら。

 

 

Punk Is Dead, Punk Is Everything!
More from the Martyred Music Movement

 

 

こちらはFucked Up + Photocopiedの続編で
フライヤーや写真、ポスター、セットリスト等々を集めた内容になっています。

 

こちらの動画で少し内容を閲覧することができます。

 

 

 

 

こちらの方は、若干ですが80年代の
日本のハードコアシーンのかなり貴重なフライヤーも載っています。

 

 

共に本当に素晴らしい作品集となっておりますので
若干高額ではありますが買って損の無い二冊と言えます。

 

フライヤー制作者の多くは、
デザイン知識を持ち合わせていない
いちバンドマンだったりしたのかもしれませんが、
macなどのコンピュータが普及していない時代に、
切り貼りや手書きのイラストといったアナログな手法で
情熱と手間ひまをかけてデザインされた
フライヤーが格好悪いわけがありません。

 

バンドをやられてる方はフライヤー作成の際の
参考にしてみては如何でしょうか?

 

 

 

最後に

 

お金を掛けずに、楽して
海外のパンク/ハードコアのフライヤーを沢山観たい!
出来ることなら電子書籍でみたい!

 

という方には、DC SCORPION GIRLというサイトの
こちらをオススメします。

Minor ThreatFUGAZIなどなど、DCのバンドのフライヤーが多めな内容となっていますが
見応え充分な電子書籍と思います。

 

Maniac High Senceの布パッチが写り込んでいるところも
見逃せない点ですね。

 

このblog内で使用した画像は以下のサイトから引用させて頂きました。