2018.12.11 ヂヤンテイ君

インターネット広告の歴史を辿ってみました【01】1996年~検索連動型広告

 

 

印刷・WEB・ITで、
お客様の「伝えたい」をデザインする会社、
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。

 

本日は、
インターネット広告の歴史
を調べてみます。

 

今から四半世紀ほど前、
1994年くらいは、毎日のように

 

新聞には、
「インターネット」の文字が
躍っていました。

 

ダイヤルアップ接続と、
Windows 95の発売が、
インターネットを後押しし、

 

日本では一気にインターネットが
普及していったと記憶しています。

 

1996年には、当社でも
クリエイターズバンクという

 

今でいえば、クラウンドソーシングの
原型となるようなマッチングサイトを
立ち上げました。

 

会社案内サイトを作ろうという
頭はまったくなく、

 

早く、インターネットを使って
何かやりたかったのです。

 

1996年はYahoo! Japanが
スタートした年です。

 

当時は、Yahoo! Japanの検索結果に
表示してもらうために、
サイトの登録申請が必要でした。

 

Yahoo! Japanに登録することが、
我々からすると、一番最初の
宣伝活動だったのです。

 

そのYahoo! Japanが1996年7月に、
バナー広告の取り扱いを開始ししたことが、

 

日本のインターネット広告の
始りだそうです。

 

当時は、Webサイトの広告掲載権を
事前に販売し、購入した広告主の
バナー広告が掲載される取引で、

 

予約型広告・純広告とも呼ばれ、
広告代理店もメディアレップなどの
仲介がなく直接取引していたそうです。

 

新聞に広告を出稿するのと
同じような感覚だったのでしょうね。

 

その頃、Yahoo! Japanの広告枠を
仲介するメディアレップとして、

 

サイバー・コミュニケーションズ(CCI)が、
電通とソフトバンクの合弁で誕生。

 

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)も
この年の12月にでき、
インターネット広告が動きだしたよう。

 

しかし、日本ではまだ
ISDN回線の時代、広告代理店にも、
インターネットの部署がなく、

 

インターネットへの認識も
低かったことから、
試行錯誤の連続だったようです。

 

そんな中で、
インプレッション保証型のバナー広告
登場したようです。

 

インプレッションは、
広告が表示される回数のことです。

 

表示回数が達成されるまで、契約期間を
延長して、広告表示回数を保証する広告
だったようです。

 

新聞の発行部数を、インプレッションに
置き換えたようなイメージですね。

 

どれだけの人の目に触れさせることが
できたのか、認知度を上げるための広告。

 

Yahoo! Japanの後に、
「インフォシーク」、「goo」、
朝日新聞、日本経済新聞などの
Webサイトがバナー広告の取り扱いを開始。

 

当時は、このようなメディアサイトへの
バナー広告と、

 

メールマガジンのヘッダーやフッターに
広告文を挿入するメール広告が中心。

 

まぐまぐも、確かに、この頃ありました。

 

「シブヤ・ビットバレー」のメルマガを
私も読んでいたことを
急に思い出しました。

 

インターネットがスタートして、
若手企業家らが渋谷に集まり
やたらと活気があった時代。

 

私は、浅草橋で、そんなメルマガを
購読しつつも、印刷物の制作を
していました。

 

バブルの後でしたが、とても忙しく、
インターネットの中心にまでは
近づくことができなかった。

 

ちなみに、iモードが1999年、
2000年頃からADSLで、
Yahoo! BBが2001年で、

 

通信環境が徐々にブロードバンドに
移行していった時代です。

 

動画広告が可能となったのは
この時からです。

 

インターネット広告の歴史
としては、

 

1999年頃から、
成果報酬型広告(アフィリエイト広告)
がでてくることに。

 

インターネットは「双方向」が特長なので、
新聞広告とは違い、
フィードバックを得ることができる、

 

すなわち、広告の効果が測定できる
ことから、

 

成果に対して広告費を払う、
「成果報酬型広告(アフィリエイト広告)」が
登場した。

 

「Value Commerce」
「ファンコミュニケーションズ(A8.net)」
が相次いでサービスを開始しています。

 

最初はクリック課金が主流。
しかし、クリックすれば課金できることから、

 

詐欺が横行したことで、
成果報酬型が主流になっていたったようです。

 

商品購入に至った時点で、
一定の比率の報酬が支払われるのが、
成果報酬型ですね。

 

今では、求人サイトのみならず、
様々なサービスで、成果報酬型を
謳うものがありますが、

 

成果報酬型ビジネスの原点は、
ここだったのかなと
思いました。

 

米国では、1996年に、
Amazonの「アソシエイトプログラム」が
世界初のアフィリエイトプログラムとして
誕生したようです。

 

インターネットのもう1つの特長は、
一対一」。

 

「検索連動型広告」が登場したのが、
2002年頃のようです。

 

リスティング広告」とも言いますが、
今思えば、そんなに遅かったのかとも
感じます。

 

インターネットが始まった頃は、
WEBサイトがあまりなく、

 

検索すれば、何でもでてくる時代では
なかった。

 

その時代に、この広告があったら、
効率がとても良かったでしょう。

 

Google Adwords、
Yahoo!リスティング(当時のOverture)が
この頃サービスを開始したようです。

 

従来のバナー広告に比べ、
広告効果が望めるため、

 

最初は懐疑的であった広告主が
積極的に利用するように
なっていったそうです。

 

当社でもサービスサイトの宣伝のために、
リスティング広告を利用
していますが、

 

検索ワードのオークション(入札)
ありますね。

 

同じキーワードで検索してもらうと、
入札金額が高い順で、広告が表示される
仕組み。

 

現在は、そこに、広告の品質や関連性
なども併せた「広告ランク」によって
順位が決まります。

 

ユーザーの関心の高さが、広告だとしても
評価されるようになったので、
利用しがいのある広告だと思います。

 

さて、連日ブログの1つの記事で、
インターネット広告の歴史を
振り返るのは、無理だと思いました。

 

しかし、ユーザーとして、
インターネットを初期の頃から
利用していますので、

 

インターネット広告の歴史は
とても面白いぞと思いました。

 

これから、徐々に難しく、複雑に
なっていくのでしょうが、

 

この続きも書いてみようと
思います。