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お客様の「伝えたい」をデザインする会社
ヂヤンテイシステムサービスの小澤です。
昨日は、久しぶりに
ダイレクトメールにつける
料金別納マークが1本線なのか、
2本線なのかで、
トラブル寸前までいきました。
料金別納マークは1本線のものと、
2本線、3本線のものがあり、
ほんの1本、2本の線の違いが、
大きな違いになります。
基本は、料金別納マークに1本線。
このマークをつければ、
切手を貼らずに、料金を一括で
支払うことができます。
料金別納マークに2本線も、
1本線の時と同じで、
切手を貼らずに、料金を一括で
支払うことができます。
違いは、
することです。
料金別納マークに3本線は、
することなので、
2本線、3本線になることで、
ダイレクトメールの到着が
遅くなります。
イベントの告知などの
ダイレクトメールの場合、
ダイレクトメールの到着日に
神経遣う必要がありますので、
この送達日数の違いを
よく理解しておく必要があります。
到着が遅くなるだけであれば、
2本線、3本線にすることに、
何もメリットを感じませんが、
実は、もう1つ意味があるのです。
到着が遅くなる分、
料金を下げて送ることができます。
基本的に2,000通以上
発送する場合なのですが。
区分郵便物の割引
というものがあります。
郵便番号が同じものをまとめる
ことを区分と言います。
郵便番号の上5桁が同じものが
10通以上あれば、1まとめにし、
10通未満のものは、今度は上3桁
が同じもの、次は上2桁、次は上1桁と、
徐々に条件を広げながら、
1まとめを作っていきます。
出来上がった1まとまりは
十字に結束しなければいけません。
これをバルク区分とも呼びます。
実際に1,000通ほどの
ダイレクトメールの区分作業を
したことがあるのですが、
2人で、半日以上かかりました。
慣れていない人がやると、
結構たいへな作業です。
しかし、この区分をすることで、
2,000通以上で3%割引になります。
これが基本割引です。
1万通以上で4%
5万通以上で5%
10万通以上で6%
と、発送通数が多くなると、
割引率も上がります。
割引率は、料金別納の場合でも、
料金後納の場合でも同様です。
ここから実際に、計算をしてみます。
郵便はがきは1通62円なので、
通常料金は以下です。
料金別納1本線で、区分割引3%があると、
になります。
さらに、到着までに3日程度かかることに
承諾する場合は、
料金別納2本線にすることで、
割引率は4%加算され、
合計の割引率が7%になります。
そのため、
になります。
そして、宛名ラベルを印字する際に、
バーコードを入れておくと、
割引率はさらに3%加算されます。
合計の割引率が10%になるため、
になります。
では、到着までに7日程度かかることに
承諾する、料金別納3本線の場合はどうか?
さきほどの、
料金別納2本線にすることで、
割引率が4%加算されたところが
7%加算になります。
そのため、到着までに7日程度かかる
ことだけ承知すれば、
料金別納3本線にすることで、
さらに料金を下げることができるのですが、
5万通以上差し出し
という条件がつきます。
以前は、3本線にする場合も、
この条件はなかったのですが、
制度が変わったようなのです。
この区分割引のことが、日本郵便の
このページで紹介されています。
しかし、とても分かりづらい。
どちらかというと、
こちらのページで確かめた方が良いです。
割引料金のシミュレーションができます。
このシミュレーションを使うにも、
知識が必要ですが、
先ほどのポイントだけで抑えておけば
とりあえず使えます。
発送通数を入れたあとに、
この辺にチェックを入れ、
お試しください。
区分する作業や、
宛名ラベルにバーコードを入れる作業も、
自社でやる必要はありません。
発送代行会社が請け負ってくれます。
宛名ラベルシールを貼る作業も
数が多いと、かなりの労力なので、
まとめて、依頼してしまった方が良いかと思います。
当然ながら、作業費は請求されますので、
郵便料金はできるだけ割引を
利用して下げておきたいところです。
郵便料金を下げるという意味では、
広告郵便を利用することが
おすすめです。
広告郵便を利用すれば、
今回の条件であれば
割引率18%になります。
制作の仕事を通して、
ダイレクトメールに掲載する
郵便マークの違いを理解しながら、
郵便の割引制度について
詳しくなりました。
ダイレクトメールの提案は、
郵便料金の提案も含めて
行っています。
広告郵便については、
またの機会に説明をさせていただきます。